先日、近所のコンビニでトイレを借りようと外国人店員の方に「お手洗いをお借りできますか」と尋ねたところ、うまく伝わらなかったのか、トイレではなく手を洗うための洗面台に案内してくれました。私はすぐに「トイレに行きたい」と言い換えたところ、その方はすぐに理解し、笑顔でトイレまで案内してくれました。 このように少し表現を変えるだけで、外国人の方に伝わったという経験が皆さんにもあるのではないでしょうか。難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮した分かりやすい日本語のことを「やさしい日本語」といいます。日常生活で理解できる言語として、「英語」を挙げた外国人より、「やさしい日本語」を挙げた外国人のほうが多いとのデータもあり、母国語に関係なく、外国人とのコミュニケーションを可能にする「やさしい日本語」へのニーズは高まっています。 「やさしい日本語」に正解はありません。大切なことは外国人の方を思いやる気持ちです。同じ地域に暮らす外国人の方とのコミュニケーションツールとして、皆さんも「やさしい日本語」を使ってみませんか。
御杖村立御杖小学校5年 張間 智貴(はりま ともき)さん
川西町立川西小学校5年 岩田 來羽(いわた くう)さん
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