里山で
身近な雑木林 (里山保全について)
雑木林は、もとは自然の林だったところに人が手を加えてできた林なんだ。
人間が生活していくために、切られた木は炭やまきに使われ、
落ち葉は集めて堆肥に生まれかわったんだよ。
雑木林は、昔から人々の生活を支えてきたんだね。
雑木林の木を切ったり、下草をかったり、落ち葉を集めたりすることで、小さな動物や鳥たちはえさを見つけやすくなるし、小さな草木は新しい芽を出しやすくなる。人が手を加えたことで、生き物たちにとってもすみやすい環境が守られてきたんだね。
しかし石油という燃料が主役になり雑木林からの恵みが必要でなくなった今、雑木林は放置され、どんどん姿を消しているよ。また、大きなゴミが捨てられたり、ササだらけになってしまい、カブトムシやタヌキ、野鳥などといった生きものにとっても、住みにくいところが増えてきているんだ。
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●調べてみよう!
自分の住む地域には雑木林があるかな?手入れがされているかな?調べてみよう。
●作ってみよう!
雑木林で小枝や、ドングリ、マツボックリ、竹、木の実などを集めよう。いろんな形、色、匂いがするよ。
これら自然の材料を使い、自分だけの楽しい作品を作ってみよう。