令和3年10月1日現在において、我が国における高齢者の割合は28.9%に達した。超高齢社会である現代において、家族の介護に携わる人はますます多くなっていくだろう。 私の祖母は、韓流スターや演歌歌手の応援・旅行・カラオケ・舞台鑑賞など楽しいことが大好きだった。しかし、少しずつ介護が必要になり、自宅で伯母と同居することになったが、家の中でも杖を使用し、外出時には車椅子が必要な状態になった。そして、最終的には入院生活を送ることとなった。 自宅で生活していた頃は、好きなことが段々とできなくなりイライラが募る祖母と、介護疲れで余裕を無くしている伯母がケンカすることもあった。しかし、祖母が入院して亡くなるまでの約1年半、家族が毎日のように病院へ通い、一緒に韓流ドラマや舞台のDVDを見るなど楽しい時間を過ごした。祖母との時間は、たとえ介護が必要になっても、その人らしい生活を送ることの大切さを感じる機会となった。 11月11日は「介護の日」。多くの人にとって身近になっていく介護について、大切な人のことを思いながら考えてみませんか。
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