令和4年8月24日 知事定例記者会見

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新型コロナウイルス感染症対策 ~自宅で安心して療養していただくために~

令和4年8月24日 知事定例記者会見

 

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映像】(youtube)


 

新型コロナ感染者の増加が続いており、身近なところでも感染が出てきています。

本日は、感染した場合にも自宅で安心してお過ごしいただけるよう、県の取組や、状況に応じた事前の備え・情報(問い合わせ先等)をご紹介します

県民の皆様には、これらをご活用いただきますとともに、基本的な感染予防対策の継続をお願いいたします

 


 


1.新型コロナに感染しても自宅で安心して療養していただける体制

 

  発熱等の症状がある方への相談・受診体制を整えています


 

  発熱等の症状のある方は、まず、身近な医療機関に電話相談してください。


 

   身近な医療機関がない方は、「新型コロナ・発熱患者受診相談窓口」に電話相談してください。


 

図表

 

  発熱等の症状がある方は、無料配布している検査キットをご利用ください


 

   医師会のご協力により、県内の一部の医療機関において、症状が軽く重症化リスクの低い方(希望者)に、国から無償で譲渡された検査キットを配布していただいています。


 

   現在、医師会において、検査キットを配布していただける医療機関をとりまとめていただいており、8月22日時点で、47の医療機関において配布していただけるとの連絡をいただいています。


 

   現在、検査キットを配付していただける医療機関の公表準備を進めており、8月中の公表を予定しています。


 

   県では、新型コロナウイルスに感染された方に、ご自宅での健康状態の確認方法や過ごし方をまとめたリーフレットや、パルスオキシメーター(指先に装着し、血中の酸素飽和度を測定する機器)、往診・電話診療等が可能な医療機関リストなどをお送りしています。


 

   リーフレットでは、緊急性の高い症状(表情・外見、息苦しさ、意識障害など)を例示しています。


 

図表

 

   緊急性の高い症状のある方は、医療機関専用相談窓口連絡してください。(次の項目)  

 

 

  ご自宅で療養される方は電話相談がご利用できます


 

   緊急性の高い症状がある場合は、診療・検査を受けられた医療機関や、ご自宅にお送りする往診・電話診療等が可能な医療機関リストに掲載された医療機関(令和4年8月17日現在・272医療機関)に電話相談してください。


 

 

 県では、自宅で療養される方のための専用の相談窓口を設置しています。

 医療機関に連絡がとれない場合には、看護師等が対応する専用の相談窓口(24時間対応)にご連絡下さい。
電話:0742-85-1933  FAX:0742-33-3717


 

   自宅療養中の方で、ご自宅での生活にお困りの方は、市町村による生活支援を利用していただくことが可能です。お住まいの市町村にご連絡してください。
 現在、全ての市町村において、生活支援を行っていただいています。


 

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  市町村ホームページのQRコード一覧


 

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2.より適切な環境で療養していただける入院医療提供体制の充実

 

  より適切な環境で療養していただけるよう、入院医療提供体制を充実しています


 

   県では、基礎疾患をお持ちの新型コロナ患者や、ADLが低下している新型コロナ患者の方に、より適切な環境で療養していただきたいとの考えから、基礎疾患やリハビリ等のかかりつけ医療機関がある場合には、可能な限り、かかりつけ医療機関で、新型コロナ患者の入院・治療に対応していただけるよう、医療機関に協力を求めてきました。


 

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   その結果、新たに7病院において、新型コロナ患者の入院受け入れにご協力いただけることとなり、より身近な病院に入院していただくことが可能となりました。


 

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   また、これまでから新型コロナ患者を受け入れていただいていた29の病院に対しても、基礎疾患をお持ちの方が、新型コロナ病床に入院しておられる場合には、可能な限り、新型コロナの治療と基礎疾患治療を並行して進めていただくとともに、ADL低く配慮が必要な方には、可能な限り、新型コロナの治療並行してリハビリ等を行っていただくようお願いしてきました。


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   その結果、新型コロナの治療と並行した基礎疾患の治療やリハビリ等に対応していただいている病院が増えています。


 

   引き続き、医療機関と連携し、療養環境の充実に努めます。


 

 

3.感染拡大防止のため、クラスター対策に取り組んでいます

 

   第6波、第7波ともに、新規感染者数の増加に伴い、クラスター発生件数も増加する傾向が見られます。施設等利用者が安心できる効果的なクラスター対策が必要です。


 

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  施設等でのクラスター対策として、すでに新型コロナ感染対策責任者の登録が完了


 

   責任者には、感染対策マニュアル等の実践責任者となって、各施設で感染予防対策を励行していただいています。県では対策が効果的になるようさらなる支援をすすめます


・医療機関(75病院) ・高齢者施設[入所(短期含む)](654施設) ・障害者(児)施設[入所](40施設)
・学校等(512施設) ・保育所等(243施設)※保育所等には、児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設(計11施設)を含む。

 

   医療機関、高齢者施設の責任者等を対象とした、感染症専門医による、それぞれの施設の特性に合わせた「新型コロナクラスター対策 緊急セミナー」を順次開催し、各施設での感染対策について、情報共有の機会を設け、責任者によるクラスター対策を支援しています。


・医療機関、高齢者施設、障害者(児)施設の責任者等対象 令和4年8月6日~8月8日

学校、保育所等の責任者対象 令和4年8月下旬~9月上旬(予定)

 

  さらなるクラスター対策に取り組みます


 

   さらに、「換気の実施」など、感染の持込と広がりを防ぐ方策を徹底していただくため、特に規模の大きい施設において、業務グループ単位等でクラスター対策業務に従事されている現場のリーダー職の方等を個別責任者に選定していただき、個別責任者には感染対策のポイントをまとめたチェックリストを日頃から活用していただく等、対策の強化をお願いしたいと考えています。
 県はチェックリストを新たに作成、周知する等、施設等におけるクラスター対策への支援を継続していきます。


 

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[参考資料]

 

  大阪府と奈良県の新規感染者数の推移(発表週別の1日平均)


 

図表

 

  日別新規感染者数(奈良、滋賀、大阪)


 

図表

 

  奈良県における重症化率の推移


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  重症者の年代内訳


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  重症対応病床の占有状況


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  死因別内訳  

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  奈良県における死亡者数の推移  

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  奈良県における死亡率の推移  

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  入院病床の占有状況  

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  ワクチン接種の状況  

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  県広域ワクチン接種会場の設置  

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