奈良県では令和4年3月に改定した「奈良県公共交通基本計画」において、「行政職員や市民委員等の育成及び県民への情報発信」を掲げております。
今回は県内の公共交通が抱える問題をピックアップし、「個別テーマセミナー」と題して現地研修会を開催しました。
〈セミナー開催の主旨:駅員が常駐しない鉄道駅の活用〉
交通系ICカードの普及や駅への無人精算機の設置が進み、駅員が常駐しない鉄道駅は増加傾向にあります。駅員非常駐化・駅コンパクト化等の事業効率化の流れと、地元住民からの駅近辺の賑わいの維持・活性化等の声との間で、駅をどのように活用していくかが課題となってきています。このような状況を踏まえ、県内市町村職員に向けて、実際に駅員が常駐しない鉄道駅を活用した取組を実施された市町村担当者から活用に至る経緯や、苦労した点、注意すべき点等の紹介を、鉄道事業者からは県外の好事例の紹介を行っていただきました。
○ 開催日時
令和4年6月7日(火曜日) 午後1時半から午後3時まで
○ 開催場所
JR御所駅内
(JR御所駅は御所市や地域住民、地元NPO、大学生が一体となり、県補助金を活用しながら、令和3年4月にリニューアル)
○ 形式
現地研修会
○ 内容
(1)奈良県公共交通基本計画の概要・・・・・・・・・・・リニア推進・地域交通対策課
(2)「駅員が常駐しない駅」の活用状況(JR御所駅)・・・御所市
(3)他府県の「駅員が常駐しない駅」の活用事例・・・・・西日本旅客鉄道株式会社
○ 当日のようす