奈良県では令和4年3月に改定した「奈良県公共交通基本計画」において、「行政職員や市民委員等の育成及び県民への情報発信」を掲げております。
前回に引き続き、県内の公共交通が抱える問題をピックアップし、「地域の輸送資源や多様な交通モードの活用について」と題して現地見学会および、研修会を開催しました。
〈セミナー開催の主旨:地域の輸送資源や多様な交通モードの活用〉
鉄道、路線バス、タクシーといった交通事業者による既存の公共交通サービスや市町村等によるコミュニティバスのみならず、地域における多様な移動ニーズに対応して運行・提供される自家用有償旅客運送、住民同士の助け合いによる運送、施設バス、カーシェアリング、新たな移動手段(グリーンスローモビリティ等)が注目されています。こうした地域の輸送資源や多様な交通モードの活用に向けて、実証実験や、導入実績のある市町村担当者に事例紹介をいただきました。また、講師をお招きし、地域公共交通の現状や新しい交通モードが求められている背景、新たな交通モードとして「グリーンスローモビリティ」の活用事例紹介等を講演いただきました。
○ 開催日時
令和4年9月7日(水曜日) 午後2時から午後5時まで
○ 開催場所
現地見学会:午後2時から午後2時半 学研奈良登美ヶ丘駅バスロータリー 4番のりば
研修会:午後3時から午後5時 鹿ノ台ふれあいホール
○ 内容
(1)現地見学会(鹿ノ台地区のコミュニティバス運行について) ・・・生駒市、鹿ノ台コミュニティバス委員会
(2)地元住民が中心となったコミュニティバス運行(鹿ノ台地区)・・・生駒市
(3)高齢者と対象とした助け合い運送の取組事例(矢田おでかけGO)・・・大和郡山市
(4)これからの地域の多様な公共交通の活用に向けて~グリーンスローモビリティを中心に~・・・三重野特任准教授
○ 当日のようす
〈現地見学会にて実際に鹿ノ台コミュニティバスに乗車〉 〈鹿ノ台ふれあいホールでの研修会の状況〉