先日、お散歩中に転んで顔にばんそうこうを貼った2歳の娘を保育所に送った際に、同じクラスのお友達が「だいじょうぶ?」、「いたいいたい?」と娘に声をかけてくれました。生まれて2年で他者への気遣いを身に付けて、娘に対して共感し、心配する言葉をかけてくれていることにとても感動しました。このような他者を思いやる心は、日頃から「自分は大切にされている」という安心感を周りの大人から得られている証だと言えます。 奈良県では、全ての子どもたちが、将来に夢と希望を抱き健やかに成長できるよう、令和4年4月に「奈良っ子はぐくみ条例」を制定しました。この条例では、相互に尊重し合う心を培うことや、子どもの意見が尊重されるような子どものはぐくみに、社会全体で取り組んでいくこととしています。 子どもが周りの大人から愛され認められているということを感じられるような関わりを大人一人ひとりが大切にし、必要なときには心のばんそうこうを貼り、元気いっぱいの奈良っ子がはぐくまれることを願っています。
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