奈良市八条・大安寺周辺地区について
荻田 義雄(おぎたよしお) 議員(自民党連合・創生)
問
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八条・大安寺周辺地区のまちづくり、特に、県が目指す最先端の情報技術を活用したまちづくりの実現のため、県として、今後どう取り組んでいくのか。 |
答
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県では、最先端技術を活用し高度な都市サービスを提供する「AIタウン」を目指すことを提唱し、まちづくりのコンセプトに関する議論を続けてきた。今年度は、まちづくりビジョンの具体化を図る検討会の立ち上げを準備しており、交通やエネルギー等、様々な分野のアイデアを頂きながら、検討を深めていく予定。
京奈和自動車道大和北道路、(仮称)奈良ICやJR関西本線の高架化・新駅の整備により、本県の新たな玄関口、また新たな拠点となることが期待されるエリアにふさわしい先進的な都市サービスの実現に向け、取り組んでいく。
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他の質問項目
●県政運営
●新型コロナウイルス感染症の拡大及びその影響への対応
●大規模広域防災拠点
●県立医科大学新キャンパス等の整備
●中央卸売市場の再整備
●史跡太安萬侶墓の整備
●名阪国道における休憩施設
中央卸売市場の再整備について
藤野 良次(ふじのよしつぐ) 議員(新政なら)
問
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再整備においては、賑わいづくりや地域の活性化といった観点から、民間事業者の創意工夫を活用することが重要だが、そうした観点も踏まえ、今後どう進めていくのか。 |
答
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令和4年7月実施のアイデア募集では、活気に満ちた市場で買い物を楽しめるマルシェや、新鮮な「食」を楽しむフードホールによる賑わいづくりのほか、集客につながる民間収益施設として、奈良の薬草を利用した温浴施設の整備などの提案があった。
県が目指す「食」の拠点づくりに向け、民間事業者の柔軟な発想を採り入れながら、市場の整備施設や整備手法を決定し、令和5年度の公募の準備を進める。卸売市場という地域の資産を十分に活用して、多様な人々が交流する活き活きとした市場となるよう再整備を進めていく。
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他の質問項目
●県と市町村の協働によるまちづくり
●県内公共交通サービスの維持
●企業誘致
●ICT教育
●学校における働き方改革
●大和郡山市内における河川改修
大和平野中央田園都市構想について
田中 惟允(たなかただみつ) 議員(自由民主党)
問
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令和5年度は、大和平野中央田園都市構想を検討段階から実行段階へと引き上げていく、重要な年になるが、この構想の実現に向けて、今後、具体的にどう取り組んでいくのか。 |
答
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民間事業者の参画を得たコンソーシアム形式の検討会及びフォーラムの開催や、磯城郡3町における、スポーツ施設を核とした2つの「ウェルネスタウン」と「(仮称)奈良県立工科大学とスタートアップヴィレッジ」をテーマとする拠点整備に向けた取組を進めつつ、令和5年2月開催予定の2回目のフォーラムにおいて「大和平野中央田園都市構想」を示し、将来の姿をより明確なものにしたいと考えている。令和5年度は、構想に基づく民間事業者の先進的なアイデアの実装や、拠点整備の具現化などを進めていく予定。
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他の質問項目
●(仮称)奈良県立工科大学の設置構想
●保育所、幼稚園等における送迎バスの安全管理対策
●「福祉の奈良モデル」の構築
●新型コロナワクチン接種の推進
●リニア中央新幹線
●県域水道一体化
生活保護行政について
小林 照代(こばやしてるよ) 議員(日本共産党)
問
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生活保護の利用を考える方が、ためらわず申請できるよう、また不適切・不当な対応を受けることのないよう、制度の適正な運用が求められているが、県としてどう取り組むのか。 |
答
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県では、「生活保護の申請は国民の権利」、「ためらわずに相談を」というメッセージをHPなどで積極的に発信しているほか、制度概要などの説明のため作成している「生活保護のしおり」の表現見直しを進めており、その結果は、県内の福祉事務所及び市町村と共有していく。また、毎年度、全ての福祉事務所に法に基づく事務監査を行い、是正改善の必要が認められた場合は、速やかに改善するよう指導している。
今後も、適切に制度を運用し、生活に困窮されている方の事情に寄り添った支援を着実に行うよう努める。
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他の質問項目
●県有資産の処分方針
●会計年度任用職員
●マイナンバーカードの取得
畝傍山周辺エリアの整備について
山本 進章(やまもとのぶあき) 議員(自民党倭)
問
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畝傍山周辺エリアにおけるスポーツ施設の整備について、どのように考えているのか。 |
答
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令和13年の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の本県開催等を見据え、橿原市と令和4年10月に新たなスポーツ拠点の整備について覚書を締結し、協議を進めている。県は、橿原市立橿原運動公園の北側部分に、第1種陸上競技場とサブトラックとして第3種陸上競技場を新たに設置する方針に至った。
また、県立橿原公苑は、既に文化とスポーツが調和している地域にあることから、スポーツだけではなく様々な文化イベントにも活用できる多機能複合型アリーナの整備がふさわしいと考えている。
引き続き、橿原市とともに検討を進め、今年度中にスポーツ施設に関する基本計画をまとめたい。
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他の質問項目
●奈良県フォレスター
●ムジークフェストならの今後の展開
●通学路の安全確保
がん患者への支援について
大国 正博(おおくにまさひろ) 議員(公明党)
問
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がん医療の進歩によって、治療を受けながら日常生活を営めるようになる中、治療に伴う外見の変化等により、身体的・精神的な負担を感じている方への支援について、どう取り組んでいくのか。 |
答
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治療を継続しながら社会生活を送るがん患者が増加しており、外見の変化を補ったり、外見の変化に起因する苦痛を軽減する取組であるアピアランスケアが重視されるようになってきている。県でも医療従事者等を対象にした研修会や病院間の意見交換を実施し、相談支援体制を強化している。
医療用ウィッグや人工乳房等の補整具の購入には患者の経済的負担が生じており、県内では4市町村で補整具の購入に対する助成が創設されている。県としても、市町村と連携した支援を検討する。
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他の質問項目
●子育て支援の充実に向けた取組
●住みよい福祉のまちづくり
●近鉄大和西大寺駅の高架化と近鉄奈良線の移設
●高齢者施設における新型コロナウイルス感染症第8波への備え
●110番映像通報システム
私立高校の授業料無償化について
小林 誠(こばやしまこと) 議員(日本維新の会)
問
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ロシアによるウクライナ侵略等を背景とする物価高騰により、子育て世代の負担が増えている。教育の機会均等の観点から、大阪府、京都府のように、無償化の対象を世帯収入590万円まで拡充すべきではないか。 |
答
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県では、家庭の経済事情により進学を諦めることがないよう、低所得者層への支援という考え方に基づき授業料軽減補助制度を設けている。
令和2年度には施設整備費等も補助対象に加え、国の就学支援金と併せて、非課税世帯に対しては、県内私立高校の授業料と施設整備費を合わせた額の平均水準にあたる57万円まで、350万円未満世帯に対しては48万3千円まで支援を拡充した。
引き続き、ご家庭の声に耳を傾けながら、奈良県の実情に即した形で制度を着実に実施していく。
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他の質問項目
●関西広域連合への加入
●2025年大阪・関西万博
●児童虐待への対応
●ひとり親世帯へのさらなる支援
●デジタル式補聴援助システム
12月定例会 一般質問
南部地域における医療人材等の確保について
浦西 敦史(うらにしあつし) 議員(自民党倭)
問
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過疎・高齢化が進む南部地域で、安心して健やかに暮らすには、地域医療等を担う専門人材の確保・育成が重要だが、市町村に対する支援を含め、県はどう取り組んでいくのか。 |
答
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県では、自治医大卒業医師の派遣、ドクターバンク事業や修学資金制度により医師確保に努めてきた。市町村が行う看護師等の育成・確保に対しては、職業紹介事業の実施や南和広域医療企業団による看護師派遣を行っている。引き続き、人材育成・確保について、南部地域の市町村等と連携し、検討していく。 |
他の質問項目
●国内外からの誘客促進
●南部・東部地域の観光振興
●南部・東部地域における食の振興
●交番・駐在所の最適化
平城宮跡南側地区の公園整備について
池田 慎久(いけだのりひさ) 議員(自由民主党)
問
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当地区の整備計画はどうか。また、観光客の利便性と安全性の向上には、北側の平城宮跡への行き来が可能な歩道橋や地下道の整備など、安全な動線確保が必要と考えるがどうか。 |
答
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朱雀大路の再現整備や、大極殿等の眺望が楽しめる芝生広場などを計画している。大宮通り北側と当地区をつなぐ、歩道橋や地下道の整備については、地下遺構への影響等、様々な角度からの検討が必要であり、まずは現在の横断歩道方式の中で来園者の安全性・利便性向上確保について検討していきたい。 |
他の質問項目
●大阪・関西万博をきっかけに関西を訪れる観光客の奈良県への誘客戦略
●奈良県におけるがん対策
●県が管理する道路の維持管理の充実
●自転車が関係する交通事故対策
太陽光発電パネル等の適正処分について
阪口 保(さかぐちたもつ) 議員(無所属)
問
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太陽光発電パネルは有害物質を含むものもあり、県として太陽光発電パネル等の適正処理についてどう考えているのか。また、太陽光発電設備の設置規制の条例制定も要望する。 |
答
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県では条例で、施設の適正な撤去と廃棄を事業者に義務づけるとともに、事業譲渡時に責任の所在が不明確とならないよう事業者の地位承継について規定を設けることを検討している。また、廃棄物処理法に基づく発電設備の適正処分について、事業者に改めて法制度の周知を図り、違反時には厳格に対処する。 |
他の質問項目
●県内公共交通の維持・充実
●辻町インターチェンジの整備
●一般国道168号十津川村高津法面対策工事
●生駒市壱分町・東生駒大規模開発プロジェクト
性暴力被害者サポートセンターの強化について
山村 幸穂(やまむらさちほ) 議員(日本共産党)
問
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性犯罪・性暴力による被害を受けた方が、いつでも、安心して相談できる体制を確保するため、今後、県では、センターの強化に向けてどう取り組んでいくのか。 |
答
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令和3年11月から、国のコールセンターと連携し、休日や夜間にも相談対応できる体制を整えた。しかし、対応していない時間帯も一部あるため、今後、24時間365日の窓口体制を検討していく。また、被害者支援の質を向上させるため、相談員のスキルアップにも取り組み、センターの機能強化に努めていく。 |
他の質問項目
●ゼロカーボンに向けた取組
●近鉄奈良線の移設
●子ども医療費助成制度
●包括的で科学的な根拠に基づいた性教育
学研高山地区第2工区のまちづくりについて
粒谷 友示(つぶたにともし) 議員(自民党連合・創生)
問
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現在県は、生駒市とどのような協議を行っているのか。また、今後まちづくりの検討にどのように関わっていくのか。 |
答
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県策定の「関西文化学研究都市の建設計画」の変更等について相談を受けており、産業を中心とするまちづくりの方向性に賛同しているが、生駒市がより具体的に事業内容を示される必要があると考えている。今般生駒市では、事業推進会議を新設されたが、この会議で議論が深まるものと考え、県も参加させて頂いている。
今後とも生駒市の取組に協力してまいりたい。
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他の質問項目
●生駒市域における幹線道路の整備
●生駒市内の竜田川の河川改修
●不登校対策
●生駒市内の大規模開発
●新生駒警察署の早期完成
九条バイパスの整備について
川口 延良(かわぐちのぶよし) 議員(自民党連合・創生)
問
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九条バイパスは、にぎわい拠点となる天理駅周辺地区と健康づくり拠点となる長柄運動公園との連携を強化する重要な道路だが、現在の整備状況と今後の見通しはどうか。 |
答
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平成27年度に事業着手し、これまで、設計、用地取得を進め、現在、約4割の用地を取得した。また、バイパス南側約600mの区間において、大部分で用地取得の目途がたったため、文化財調査を進め、今年度、一部区間で擁壁工事に着手した。今後も、残りの用地を早期に取得し、完成に向け取り組んでいく。 |
他の質問項目
●自然体験活動を取り入れた保育・幼児教育の推進
●奈良盆地周遊型ウォークルート
●農業の担い手の育成・確保
●小中学校におけるICT端末
公立学校体育館の環境整備について
疋田 進一(ひきだしんいち) 議員(無所属)
問
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体育館は、災害時の避難所など、様々な活用が想定される施設であり、空調設備をはじめ、安全で快適な環境整備を進めることが必要だが、現在の状況と今後の方針はどうか。 |
答
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空調の設置率は、小中学校21.9%、高校6.3%、特別支援学校66.7%となっている。県は、市町村への国庫補助制度の情報提供や、国への予算確保の要望により支援を行っている。今後、県立高校では、長寿命化整備を行う際に検討し、特別支援学校については、優先的な空調の設置を検討していく。 |
他の質問項目
●ドローンの活用
●リニア中央新幹線「奈良市附近駅」と東西の高速道路ネットワーク
●在宅介護における現役世代の負担軽減
●教員が子どもと向き合うための余裕を作る施策
●不登校児の学習機会の確保
●県と南部・東部市町村との協議の場と関係市町村
県営住宅の改修・更新について
樋口 清士(ひぐちきよひと) 議員(自由民主党)
問
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老朽化や居住ニーズの変化の中、誰もが安心して暮らせる住宅を供給し続けるには、中長期的な視点での計画的な改修・更新が必要だが、県はどう取り組んでいくのか。 |
答
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老朽度に応じて優先順位を定めつつ、今後は更にペースをあげて計画的に大規模修繕や建替を進めていく。その際には、バリアフリー性能、断熱性能の向上等を進めるとともに、集約建替等により生じる跡地の活用・処分も積極的に検討する。今後も、幅広い世帯が安心して健康に暮らせる県営住宅の整備等に努める。 |
他の質問項目
●歯科健診の推進
●情報産業の集積促進
●生駒市北部地域の道路ネットワーク整備
質問・答弁の全文は
代表質問・一般質問とその答弁を掲載した会議録を、次の定例会開会までに奈良県議会ホームページに掲載します。
議会の様子をテレビやインターネットで視聴できます
奈良テレビでは、本会議の代表・一般質問を生中継しています。
インターネット動画では、本会議の全日程や委員会の審議の様子をライブ配信するとともに、録画配信も行っています。
※感染予防のため、可能な限りこちらをご活用願います。
都道府県議会議員研究交流大会に参加
第22回都道府県議会議員研究交流大会が、東京都千代田区の会場及びオンラインにて、11月9日、10日に開催され、本県議会も含め、全国から多くの議員が参加しました。
大会では、全世代型社会保障についての基調講演のほか、3つの分科会で「女性や若者など多様な人材の議会参画の促進」などをテーマに、政策課題等について、情報や意見の交換が行われました。
紀伊半島三県議会交流会議要望活動を実施
7月14日に行った第16回紀伊半島三県議会交流会議において、観光振興や熊野川流域の総合的な治水対策及び土砂災害対策について、三県議会が連携して、国に要望していくことで合意したことから、11月9日、観光庁及び国土交通省に対し、三県議会合同の要望書を提出しました。
本県からは岩田議長が参加し、今後も引き続いての支援をお願いしました。
議場コンサートの来場者募集
要申込
入場無料
11回目となる議場コンサートを2月定例会の開会日に開催します。今回は、奈良県在住の南城 愛、優姉妹によるグランドハープとフルートの演奏でお楽しみいただきます。
議場コンサートに是非お越しください。
日時
2月17日(金)
12時30分~13時(開場12時)
会場
奈良県議会 議場(議会棟)
申込期限
2月6日(月)締切(必着)
募集人員
50名(車いすスペースは2名まで)
※応募者多数の場合は抽選
申込先
〒630-8501 奈良市登大路町30
奈良県議会事務局 議場コンサート係
申込方法
往復はがき又は県ホームページから、1組1回限りで2名まで申し込みいただけます。
参加者全員のお名前(ふりがな)と代表者の住所・電話番号(HPの場合は、メールアドレス)、車いす利用の方はその旨を明記してください。※記載事項に不備がある場合は、申込無効とさせていただきます。
※県議会では感染症対策として、来庁時の検温と手指消毒、マスクの着用をお願いしています。また、感染状況によってはプログラムの変更や中止する場合もありますので、あらかじめご承知ください。
県議会では、公職選挙法を遵守し、虚礼廃止の実をあげるため、選挙区内の香典を一切行わないことで申し合わせています。