奈良県情報システム最適化計画について
本県では、2009年度に「コスト削減」・「セキュリティ対策の向上」・「業務効率の向上」を目的として、5カ年計画である奈良県情報システム最適化計画を策定し取り組みを推し進め、2013年度までに約11億円のコスト抑制を実現しました。
しかしながら、ICTを取り巻く環境は、急速な技術革新により多様化しており、仮想化・クラウドといったインフラ・サービス利用基盤の有効活用や、番号制度に代表される社会的基盤の新たな制度への対応、及び東日本大震災の教訓を踏まえた地方公共団体の業務継続の確保が急務となっています。
このような背景を受けて、本県では、「災害への備え」「セキュリティ対策の向上」「業務効率の向上」「ITガバナンス強化」「コスト適正化」という5つを目的として、2014年度からの5カ年において情報システム開発運営の全体最適化を図るための奈良県第二次情報システム最適化計画を、2014年3月に策定しました。
2019年4月から実施する「第三次最適化計画」については、過去の最適化計画を継承し、さらにICTを活用した業務改革及び官民データ活用の推進を図ることを基本方針とし、「業務効率化(働き方改革支援)」「セキュリティ・災害対策強化」「官民データ活用の推進」「ITガバナンスの強化」「コスト適正化」の5つを目的として、5カ年の情報システム最適化に取り組むこととします。