飛鳥・藤原を世界遺産に
本文へ移動
検索対象選択
ホームページ
検索
Foreign Language
文字サイズ
標準
拡大
背景色
黒
白
パソコン画面表示
県民情報
観光情報
防災・危機管理
現在位置
県民情報
県の組織
総務部知事公室
広報広聴課
県の広報誌「県民だより奈良」
バックナンバー
10月号
飛鳥・藤原を世界遺産に
ツイート
メニュー表示
ご意見箱 ご相談・お問い合わせ はこちらです。
メインメニュー
検索
検索対象選択
ホームページ
よくある質問
施設を探す
組織から探す
ホーム
警察
議会
教育委員会
電子行政サービス
広報広聴
くらし・環境・税
住まい
消費・食生活
環境・リサイクル
税金・ふるさと納税
県土づくり
防災・防犯
景観づくり・まちづくり
結婚・子育て・家族・ストップ!児童虐待
協働・NPO・ボランティア
移住・定住
奈良県ひきこもり相談窓口
教育・人権・交流
教育・青少年
生涯学習・スポーツ・文化
人権・男女共同参画
海外・国際
県内の公立学校
保健・医療・福祉
医療
健康・保健
サービス・制度
高齢者・障害者
しごと・産業
企業支援・融資・企業立地・商業振興
雇用・労働
農林水産業
土地・都市計画
公共工事発注見通し
入札等の発注情報
入札・調達手続き
環境対策・生活衛生
各種免許・資格
開発・建築
入札・調達
県政情報
分野別計画
施策紹介
採用情報
市町村支援
条例・規則
各種審議会情報
統計情報
県公報
行政資料・刊行物目録
行財政改革
行財政運営の基本方針
行政評価
オープンデータカタログサイト
ご意見箱 ご相談・お問い合わせ はこちらです。
閉じる
飛鳥・藤原を世界遺産に
2023年10月号
Vol.9
時間の支配と勤務管理
飛鳥水落遺跡。北側には石神遺跡、南東には飛鳥寺跡など、官衙や寺院の集中した地域にあります。(北西から撮影)
国家統治と時間の概念
飛鳥宮から藤原宮へ。2つの宮殿が政治の中心となった7世紀後半から8世紀初頭にかけて、国の形が整えられていきました。この時期、天皇を中心とする国家組織を整備し、戸籍、税制、貨幣や儀式、刑罰などの統治制度が定まっていきました。このときに導入された重要な概念に「時間」があります。共通した時間認識=時刻を定めることは、役人の勤務や民衆の生活などを統一的に管理する基準となりました。「時間」の支配は、ひとつの世界を支配することに他ならないのです。
水落遺跡の原位置に据えられた復元漏刻
普段は飛鳥資料館で展示されています。
(写真提供:国立文化財機構奈良文化財研究所)
勤務時間の誕生
実際、この時期に時間の管理が始まったことが、『日本書紀』に記されています。後飛鳥岡本宮(のちのあすかおかもとのみや)時代の斉明天皇6年(660年)に、皇太子である中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が始めて漏刻(ろうこく)(水時計)を造り、民衆に時を知らせたとあります。この漏刻が設置されたのが、飛鳥水落遺跡です。天智天皇10年(671年)、飛鳥から遷った近江大津宮(おおみおおつのみや)(滋賀県大津市)にて、漏刻台を新たに設置し、時を知らせる鐘鼓(しょうこ)を撃ち鳴らした、この漏刻は天皇が皇太子時代に造ったものである、という記事があり、天皇とともに漏刻も移動しました。
藤原京へ都が遷った後に定められた『律令』には、具体的な組織も定められています。陰陽寮(おんみょうりょう)に管理職である漏刻博士を2人、実務担当の守辰丁(しゅていちょう)20人を置く、とあります。具体的な位置は不明ですが、藤原宮内の陰陽寮に漏刻が置かれ、管理されたと思われます。
今も昔も、勤務時間の管理は組織の運営に不可欠です。
この「時」から現在の我々と同じように、当時の役人も「遅刻」や「定時」を心配するようになったのです。
飛鳥水落遺跡(あすかみずおちいせき)
明日香村
飛鳥水落遺跡は、甘橿丘の東麓、飛鳥川沿いの平地に位置します。
石貼りの基壇とその上に建つ総柱建物、さらに基壇内部には木樋が走り、基壇中央には漆塗りの木箱が据えられていました。前例のない構造のこの遺跡は調査の結果、漏刻台と時を告げる鐘を鳴らす鐘楼(しょうろう)の跡であることが分かりました。7世紀中頃の遺跡とみられ、斉明天皇6年(660年)5月に造られた漏刻台にあたります。
最上段の給水槽から最下段の受水槽に水を流し、最下段の目盛りの上昇によって時間を観測する階段状の漏刻が想定され、唐から伝来し設置されたと考えられています。これらの遺構は、7世紀後半には廃絶しており、近江大津宮への遷宮にともない漏刻も飛鳥から大津へと移されたとみられます。
飛鳥水落遺跡(明日香村飛鳥)
アクセス
奈良交通明日香周遊バス
「飛鳥」下車
南東へ約300m
「飛鳥・藤原」を紹介する動画を作成しました。
下記よりご覧ください。
URL
www.youtube.com/watch?v=dEs_fbBoc9U&list=PL2vjyFirKts-NHScwoRMjSCmxHWvb0reX&index=6
奈良の世界遺産を知ることができる冊子を発行しています。
世界遺産ジャーナル
検索
問
県世界遺産室
電話
0742-27-2054
FAX
0742-27-0213
※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
広告の申込・お問い合わせは、株式会社キョウエイアドインターナショナル大阪支社(TEL:06-4797-8251)まで
お問い合わせ
広報広聴課
〒 630-8501
奈良市登大路町30
報道係
TEL : 0742-27-8325
広報制作係
TEL : 0742-27-8326
/
FAX : 0742-22-6904
デジタル広報係
TEL : 0742-27-8056
県民相談広聴係
TEL : 0742-27-8327
/
FAX : 0742-22-8653
相談ならダイヤル
TEL : 0742-27-1100
添付資料を見るためにはビューワソフトが必要な場合があります。詳しくはこちらをご覧ください。
スマートフォンでご利用されている場合、Microsoft Office用ファイルを閲覧できるアプリケーションが端末にインストールされていないことがございます。その場合、Microsoft Officeまたは無償のMicrosoft社製ビューアーアプリケーションの入っているPC端末などをご利用し閲覧をお願い致します。
県民だより奈良
月別バックナンバー
コーナー別
スマホアプリ「マチイロ」でも電子書籍版がご覧になれます。
詳しくはこちら
電子書籍ポータルサイト「奈良ebooks」でもご覧になれます。
詳しくはこちら
ページの先頭へ
個人情報の取り扱いについて
リンク・著作権・免責事項
ウェブアクセシビリティ
奈良県庁 〒630-8501 奈良市登大路町30
地図・アクセス
県庁代表電話番号: 0742-22-1101
県庁各課室への電話番号はこちら
(受付:午前8時30分~午後5時15分)
(C) 2023 Nara Prefecture
スマートフォン表示