「ひきこもり」という言葉が世間に認知されるようになり、県のひきこもり相談窓口にも多くの相談者が足を運んでいます。相談者からは「どうすればひきこもりから抜け出せるのか」という質問を多く受けますが、「ひきこもり」とひとくくりに言ってもその状態や原因はさまざまです。そのため「この状態にはこれが効く」といったものはなく、改善に向けて長期的な視野が必要となります。 ひきこもり当事者は日々悩み葛藤されています。中には家族に応えることが難しい要求や言葉などを向ける方もいるかもしれませんが、ご家族の方は、家庭が唯一本音を出せる居場所という当事者からのメッセージと受け取ってください。しかし、当事者の感情を受け止め続けることには限界があります。また、世間の目と偏見に苦しむ方も多くおられます。ご本人はもちろんのこと、家族の負担を減らすためにも、ひきこもり相談窓口をぜひ活用してください。
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