~農業土木とは~
今担当している業務は?
工事や業務の発注、施工管理、地元説明を行っています。具体的には、事務所の管轄内における工事や工事前の設計業務などの発注資料の作成を行っています。発注した工事や業務が業者と契約された後には、その進捗の管理等を行い、現場にて、工事の品質を確保するために必要な基準を守れているのかを確認します。
また、県の事業において、地元の協力が必要不可欠であるため、県の事業への理解と協力を得るために、説明会を開いたりするための資料を作成しています。
奈良県職員及び現在の職種を志望した理由は?
農家と非常に近い位置で仕事ができるからです。元々農業に携わる仕事をしたいと思っていましたが、大学卒業時に勤めた農業関連の民間企業では、農家との距離が遠いと感じることが多かったため、いろんな選択肢を考えていく中で、研究室の卒業生が奈良県に就職していることを教えてもらい、話を聞いたところ、農家が営農のために本当に求めることを実現することができるということが非常に魅力的に感じたためです。土木を選択した理由は、農業のインフラ整備が営農を行うために最も必要不可欠なものであると感じたからです。
また、各事務所への異動があっても、引っ越しを伴う必要がないことが非常に魅力的であると感じました。
職場環境について
一見かなり離れた事務所(南部農林振興事務所)に思えますが、車では京奈和自動車道から近く、また駅からも近いため、非常に通いやすいです。
仕事については、日々学ぶことが多いです。特に工事の管理については工事が進む中で発生する問題に対して技術的な側面で対応策を考え、課内にて相談等を行います。どんどん新しい知識が増えていく環境で仕事ができています。
これから受験を考える方へ
農業土木というあまり耳にしない分野ではありますが、地元が営農しやすいように考え、設計したものが形となった成果が目に見えることは、非常にやりがいを感じます。
専門職であることから非常にハードルの高い職種に感じると思いますが、私自身、農業土木という分野は知らなかったですし、知識も全くない状態からの転職でしたが、学べば学ぶほど、非常に深い分野であると思います。農業の基盤という点において、農業土木はないといけないものであると考えています。少しでも興味のある方は、是非話を聞き、体験してほしいと思います。