先日、小学生の頃の担任の先生と出会う機会がありました。約25年ぶりの再会でした。 その先生は授業も分かりやすく、休み時間にたくさん遊んでくれる、すてきな先生でした。特に印象に残っているのは、先生がよく新聞記事を紹介していたことです。記事は、全盲のピアニストの話、戦争や平和、世界の文化などさまざまな分野から選んであり、小学生だった私は先生の話を聞くのが大好きでした。先生は、話の終わりに必ず「みんなはどう思う?」と尋ねました。そして「本当のことを知り、今自分に何ができるかを考えることが大切だよ。」と言っていました。 今振り返ると、先生は記事の紹介を通して、世の中のさまざまな課題に気付くこと、その解決に向け主体的に考えることの大切さについて伝えていたのだと思います。自ら学び、考える力が求められる時代。私も先生のように、子どもたちに身の回りにある課題に気付き、考える機会を与え、子どもたちとともにその解決に向けて行動していきたいと思います。
スマホアプリ「マチイロ」でも電子書籍版がご覧になれます。 詳しくはこちら
電子書籍ポータルサイト「奈良ebooks」でもご覧になれます。 詳しくはこちら