令和6年3月22日(金曜日)知事定例記者会見

【発表案件】
○大阪・関西万博1年前イベント -NARA YOUTH EXPO- の開催について

【質疑応答】
○令和6年度予算案について


 

 

 

司会:

 おはようございます。

 ただいまから、知事定例記者会見を始めさせていただきます。

 本日の記者会見は、ユーチューブ、奈良県公式総合チャンネルでライブ配信するとともに、配付資料もホームページに掲載しております。

 本日の知事からの発表案件は、「大阪・関西万博開幕1年前イベントの開催について」の1件でございます。

 それでは、山下知事から発表いただきます。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

【発表案件】大阪・関西万博1年前イベント -NARA YOUTH EXPO- の開催について

 

 

 

 

知事:

 お手元のA4縦の報道資料と記載されている資料をご覧ください。

 本年4月20日土曜日に大阪・関西万博の開幕1年前イベントといたしまして、「NARA YOUTH EXPO」を開催いたします。

 資料のチラシが今こちらにも投射されてますけれども、具体的な内容といたしましては、トークショーと特別講演、クイズ大会などを予定しております。ステージ上での講演やトークショーの講師ですが、まず、基調講演といたしまして、「大阪・関西万博共創チャレンジについて」と題しまして、奈良女子大学の中田大貴教授にお話をしていただきます。中田先生は、TEAM EXPO 2025の共創チャレンジという事業に取り組んでおられまして、そうしたことについてお話をいただくことになろうかと思っております。トークセッションは2名登壇される予定でございまして、1人が作家の佐々木良さんです。この方は万葉集を令和言葉に翻訳するという新しい切り口で書籍を出版されており、若年層に大変親しみやすい話題を提供していただけるのではないかと思っております。それから、もう1人の登壇者は声優の植田佳奈さんです。植田さんは奈良県のお生まれでございます。若年層に人気のアニメやゲームのキャラクターの声優を担当されておりまして、若年層への訴求力が高いと考えております。そのほか、冒頭申しましたように、クイズ大会を実施するとともに、万博のキャラクターでありますミャクミャクや奈良県公式VTuberの奈々鹿も登場いたします。

 イベントの狙いといたしましては、若年層ほど、この大阪・関西万博に対する認知度が低い状況となっておりますので、何とか県内の若年層に、万博に興味を持ってもらいたいという目的で企画したものでございます。今後も半年前や100日前など、区切りの時期に機運醸成のためのイベントを県主催で実施していきたいと考えております。

 私からは以上でございます。

 

 

司会:

 それでは、ご質問がございます方は挙手にてお願いいたします。

 朝日新聞さん。

 

 

記者:

 まず、このイベントに知事は参加されて、何かご挨拶されるんでしょうか。あと、事業費について教えていただけますでしょうか。

 

 

知事:

 私が参加する予定はございません。

 事業費は約600万円でございます。

 

 

記者:

 あと、機運醸成というところなんですけれども、そもそもこの万博開催に関しては、国民、県民の間で賛否両論があって、恐らく反対の方の主な理由というのは、事業費が高過ぎて、要は費用対効果の面で疑問があるというご意見があろうかと思います。知事は、この万博開催そのものに関してはどのように考えておられますでしょうか。

 

 

知事:

 議会でも答弁しましたが、基本的には日本万国博覧会協会主催の行事でございますので、私の立場からその是非についてコメントするのは差し控えたいと思いますが、そうはいいましても、奈良県も関西パビリオンの建設資金とか、そこでの展示、さらにこういったイベントで一定の県民からお預かりしている税金を使いますので、そういう立場で申し上げさせていただきます。万博というのは、第1回目が1970年だったかと思いますが、あの当時と比べると、新しい技術とかアイデアというのは、わざわざ会場に足を運ばずとも、インターネット等を通じて瞬時に全世界中で共有できるようにはなっておりますが、実際にそういう技術を間近に見て、目と耳で接するというのは、なかなかパソコンの画面上だけではできないという面もあろうかと思いますので、そういう意味で、実際に会場に足を運んで、最先端の技術やアイデアを、目で見て、耳で聞いて、体験するということの意義というのは全くないわけではないと思っております。特に小さい子供たちには、将来どんな技術が我々の生活を豊かにしてくれるかということを実際に体験するということにつながるわけで、将来どんな仕事に就こうかとか、そうしたことを考える上でもヒントになるのではないかと思っておりまして、そういう意味で意義があると思っております。そして、もう開催1年前という時期になりまして、開催する以上は、やっぱり多くの方に来場していただいて、そのためにチケットも買っていただいて、成功させなければならないと思っておりますので、もう事業の是非を論じるタイミングではなくなっているのではないかと思います。ですから、何とか成功させるために官民挙げて協力していかなければならない、そういうフェーズに来ていると思っております。

 

 

記者:

 ありがとうございます。

 

 

 

 

令和6年度予算案について

 

 

 

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。よろしいでしょうか。

 それでは、その他の質問も含めて、ご質問がございます方は挙手にてお願いをいたします。

 朝日新聞さん。

 

 

記者:

 議会の予算案の関係でお伺いさせてください。昨日、自民会派として修正案を出すということが議会に伝えられたかと思います。知事がどこまで把握されてるか分かりませんが、改めてその修正案が提出されたことへの受け止めと、知事として議会でどう対応されるか、現時点でのお考えをお聞かせください。

 

 

知事:

 具体的な修正案は、先ほど頂きました。まだ十分な精査はできておりませんので、今後どうするかということについてはまだお答えできる立場にはないと思っておりますが、私が提出した予算原案を否決するということで、自民党・無所属の会の議員を中心に決定されて、それに他会派も同調する動きがありますので、このままいけば予算原案が否決されるということはおそらく確実だろうと思っております。そうした中で、原案が否決されただけでは県民生活に甚大な影響を及ぼすわけですから、こういう形で修正案を出されて、県民生活への影響を最小限に食い止めようとされること自体は、議会としても県民に対する一定の責任を果たそうとする意向の表れではないかと受け止めてます。

 

 

記者:

 ありがとうございます。

 あと、先日の委員会の中で出た答弁、質疑についてお聞かせください。1点目は、用地買収について、知事は高い買い物だということで、本当に適正な価格なのか検証が必要だというご発言があったかと思うんですけども、今後、具体的に、県として何か検証作業を始められる予定があるのか、教えてください。

 

 

知事:

 それについては、どういう方法でやるか全く未定です。

 

 

記者:

 ただ、県として、もしくは知事として何か検証するというご意向はあるということですか。

 

 

知事:

 はい。

 

 

記者:

 第三者委員を入れるとか、土地鑑定士に幾つか意見を聞くとか、その辺りも未定ということですか。

 

 

知事:

 そうですね。

 

 

記者:

 もう1点、自民会派の議員から出た質問で、橿原公苑の陸上競技場に航空搬送拠点を設置する計画をされてると思うんですけど、いわゆる航空法上の勾配や高さ制限の問題があるのではないかという疑義があったかと思います。まだ質問が出てから数日しか経っていませんけども、その問題はクリアできたのかできてないのか、現在の状況を教えていただけますでしょうか。

 

 

知事:

 航空法の第81条の2だったかな、災害時に地方公共団体がヘリコプターを使って物資や人員を輸送する場合には第79条の規制は適用されないと、そういう趣旨の条文があったと認識しています。ですので、全く問題がないということです。

 

 

記者:

 それは、もう県として、国、航空局にも確認したという理解でいいんでしょうか。

 

 

知事:

 法律に明記されてます。

 

 

記者:

 例えば、考え方ですけども、当然、緊急時なので、物理的にリスクも当然背負う必要はあると思うんですけども、もともと一番の中核に設定している拠点で、リスクがあったり、訓練的になかなか難しいところにヘリが着陸するというのは、あんまりよろしくないのかなと思ったりもするんですが、その辺りはどうでしょうか。

 

 

知事:

 永田議員は体育館があるからとか言ってましたけど、別に体育館側からアプローチしなくてもいいわけですよね。

 

 

記者:

 いわゆる南北じゃなくて、東西から入ればいいということですか。

 

 

知事:

 そういう入り方もあるんじゃないですか。

 

 

記者:

 分かりました。知事としては法律上問題がないという認識ですね。

 

 

知事:

 はい。

 

 

記者:

 ありがとうございます。

 

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 NHKさん。

 

 

記者:

 NHKです。予算案の審議の関係で、五條市の太陽光の施設の問題について、議会で様々な議論があったかと思うんですけれども、今後、修正案が出たとしても、知事としては、防災力の強化の中で、この五條市の県有地で太陽光発電施設を整備するという考えには変わりはないんでしょうか。

 

 

知事:

 変わりありません。

 

 

記者:

 ありがとうございました。

 

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。よろしいでしょうか。

 幹事社さん、よろしいでしょうか。

 それでは、以上をもちまして、知事定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

 

 

知事:

 ありがとうございました。

 

 

 

 

※発言内容については、読みやすくするために質疑テーマごとにまとめています。

また、発言の趣旨を損なわない範囲で文言を整理する場合があります。

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