令和6年1月27日・28日、奈良県において全国人権保育研究集会が開催され、全国各地から約1,200人の保育関係者などが集いました。そこでは子どもを取り巻くすべての環境で「反差別・平和・人権の視点」を大切にすることをテーマに掲げ、保育実践の一層の研鑽(けんさん)を目指し、保育所や幼稚園、こども園、家庭、地域における日頃の人権保育の取り組みについて、報告や意見交換が行われました。 子どもは、無邪気で純粋な心を持ち、差別や偏見を持つことなく生まれてきます。人の心に差別や偏見が芽生えてしまうのは、社会環境など外的な影響を受けるからです。乳幼児期は、生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期であると言われており、その時期の子どもたちの自己を大切にし、他者を思いやるこころをはぐくむことは、「反差別・平和・人権の視点」を培い、差別や偏見を生み出さない社会の実現につながります。 保育所や幼稚園、こども園だけでなく、子どもに関わるすべての人が人権に配慮したはぐくみを実践していくことが重要です。子どもたちの健やかな成長のために、社会一丸となって取り組んでいきましょう。
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