DMATとは、医師や看護師などの4~5名で構成され、大規模災害などが発生した時に、発災直後からおおむね48時間以内に活動できる専門的な訓練を受けた医療チームです。
活動内容
●県庁などでの被災地域の医療需要の把握、情報の連携、整理および分析や急性期医療体制の確立に向けた総合調整
●災害現場での緊急治療、トリアージ※
●被災地の病院や避難所などでの診療支援、被災地外への患者搬送など
※多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先順位を決定すること
DMAT隊員は、災害時に備えて、年間を通して、訓練や研修を実施しています。
令和4年度近畿地方DMATブロック訓練(奈良県開催)
県では、DMATを保有する10病院を「DMAT指定病院」に指定し、災害時における迅速な医療体制の充実・強化を図っています。
近年では、平成30年の西日本豪雨災害、令和2年の熊本豪雨災害などに出動しました。令和6年1月の能登半島地震では、県内10病院から延べ15チームが石川県で活動しました。
令和6年能登半島地震DMAT派遣
DMAT隊員からのメッセージ
奈良県立医科大学附属病院
高度救命救急センター
南田 哲平さん
阪神・淡路大震災より立ち上がったDMATですが、東日本大震災を始め、数々の災害への派遣経験をしています。多くは災害関連死の予防のため、病院支援や避難所での活動です。
東日本大震災の経験を受け、奈良県内において平時より訓練や研修の企画運営をするとともに災害医療体制の構築をしています。
今後も引き続き、災害時に奈良県民が少しでも安心して生活のできる体制づくりをしていこうと思います。
問
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県地域医療連携課
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電話
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0742‐27‐8935
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FAX
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0742‐22‐2725
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