【発行】奈良県議会
【編集】議会広報委員会
令和6年8月1日発行
〒630-8501 奈良市登大路町30番地
☎0742‐27‐8964
奈良県議会だよりは2、5、8、12月の年4回発行予定です
正副議長、各委員会の委員が決まりました
議会の運営に関する事項、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項並びに議長の諮問に関する事項などを所管します。
委員数9名
委 員
芦󠄀髙 清友/疋田 進一
若林 かずみ/福西 広理
原山 大亮/亀甲 義明/清水 勉
総務警察委員会
総務部、会計局、選挙管理委員会、人事委員会、監査委員及び公安委員会の所管に属する事務に関する事項並びに他の常任委員会の所管に属しない事項を所管します。
定数9名
委員
永田 恒/山田 洋平
原山 大亮/大国 正博
清水 勉/荻田 義雄
藤野 良次
厚生委員会
福祉医療部の所管に属する事務に関する事項を所管します。
定数8名
委員
工藤 将之/小村 尚己
浦西 敦史/小林 誠
山本 進章/森山 賀文
経済労働委員会
環境森林部、産業部、食農部、労働委員会及び内水面漁場管理委員会の所管に属する事務に関する事項を所管します。
定数9名
委員
松木 秀一郎/清田 典章
川口 延良/佐藤 光紀
米田 忠則/中野 雅史
建設委員会
県土マネジメント部、水道局及び収用委員会の所管に属する事務に関する事項を所管します。
定数9名
委員
芦󠄀髙 清友/斎藤 有紀
伊藤 將也/中川 崇
乾 浩之/松尾 勇臣
岩田 国夫
文教くらし委員会
地域創造部及び教育委員会の所管に属する事務に関する事項を所管します。
定数8名
委員
星川 大地/藤田 幸代
関本 真樹/福西 広理
粒谷 友示/阪口 保
観光振興対策・地域公共交通対策等特別委員会
観光力の向上及び地域公共交通対策等に関することを調査並びに審査します。
定数10名
委員
永田 恒/山田 洋平/関本 真樹
西川 圴/乾 浩之/佐藤 光紀
米田 忠則/岩田 国夫
少子化対策・女性の活躍促進・スポーツ振興対策特別委員会
少子化対策、女性の活躍促進、スポーツ振興に関することを調査並びに審査します。
定数11名
委員
松木 秀一郎/清田 典章/中川 崇
川口 延良/池田 慎久/亀甲 義明
小林 誠/井岡 正徳/山村 幸穂
南部・東部地域振興対策特別委員会
南部・東部地域の振興に関することを調査並びに審査します。
定数11名
委員
川口 信/疋田 進一/藤田 幸代
工藤 将之/原山 大亮/浦西 敦史
松尾 勇臣/田中 惟允
総合防災対策特別委員会
防災力向上及び県土の強靱化に関することを調査並びに審査します。
定数10名
委員
金山 成樹/星川 大地/若林 かずみ
斎藤 有紀/福西 広理/清水 勉
荻田 義雄/山本 進章
6月定例会 議決結果 |
項 目 |
件数 |
件 名 |
議決結果 |
令和6年度議案
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知事提出の条例案件 |
4件 |
奈良県手数料条例の一部を改正する条例 等 |
原案可決 |
知事提出のその他案件 |
7件 |
市町村負担金の徴収について 等 |
原案可決 |
3件 |
収用委員会の委員の任命について 等 |
原案同意 |
1件 |
地方自治法第179条第1項の規定による専決処分の報告について |
原案承認 |
20件 |
令和5年度奈良県一般会計予算繰越計算書の報告について 等 |
報告受理 |
1件 |
退職手当支給制限処分に対する審査請求について |
棄却すべきであると答申 |
議員提出の条例案件 |
1件 |
奈良県議会議員の議員報酬額、費用弁償額及び
期末手当の額並びにその支給条例の一部を改正する条例 |
否決 |
令和5年度議案
|
知事提出のその他案件 |
1件 |
地方自治法第179条第1項の規定による専決処分の報告について |
原案承認 |
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▼全ての議案等の件名及び議員別の表決結果は、ホームページに掲載しています。
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6月定例会の概要
359回目となる6月定例会を、6月18日から7月3日までの16日間の日程で開催しました。今定例会には、知事から条例改正案など37議案が提出され、議員からは1件の条例改正案を提出しました。
開会日には、去る5月9日に逝去された故福田倫也議員に対する黙祷及び追悼演説が行われました。また、山下知事から提案理由説明があり、その後、9人の議員が県政全般について代表質問や一般質問を行い、活発な議論をしました。
さらに、各常任委員会を開催し、付託議案の審査を行いました。
閉会日には、各常任委員長報告の後、知事提案のあった議案について、いずれも原案どおり可決、承認などをしました。さらに、各特別委員長から、所管事項の調査並びに審査の経過について、中間報告がありました。
また、同日に行った正副議長選挙により、議長に中野雅史議員を、副議長に川口延良議員を選出したほか、議会運営委員会、常任委員会並びに特別委員会の正副委員長及び委員も選出しました。
可決した意見書
この定例会では、意見書6件を可決しました。
意見書は、内閣総理大臣のほか関係大臣などに提出しました。
▶防災・減災、国土強靱化対策の継続と拡充を求める意見書
▶刑事再審制度の改正を求める意見書
▶地域における「こども誰でも通園制度」の制度拡充等を求める意見書
▶聴覚補助機器等の積極的な活用への支援を求める意見書
▶加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書
▶女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書
6月定例会代表質問
奈良県全体の防災体制のあり方について
中野 雅史(なかのまさふみ)議員(自由民主党・無所属の会)
問 |
県全体の防災体制に関して、有識者を交えて総合的に検討が行われているが、現在の進捗状況と今後の見通し、太陽光発電施設の今後の整備計画について、知事の所見を伺いたい。 |
答 |
災害応急対策(防災拠点)検討部会において、第1回では想定される災害リスク及び県全体の防災体制の確保について、第2回では今後の防災拠点整備のあり方について議論いただいた。今後、議論の進捗にもよるが中間整理を取りまとめ、防災体制の整備に向けた必要な検討経費を9月定例県議会で示したい。また、非常用電源の確保が重要であると認識し、孤立リスクを抱える避難所や集落における、需要や供給の方法について検討部会で議論いただきながら検討を深めたい。 |
他の質問項目
■高齢者にやさしい奈良県づくり
■市販薬のオーバードーズ対策
■大阪・関西万博や大河ドラマを契機とした観光誘客
■奈良県中央卸売市場の再整備
■まほろば健康パークの機能強化
■特別支援学校における学びの充実
■不登校対策
■警察本部長の所信
今後の県政ビジョンについて
中川 崇(なかがわたかし)議員(日本維新の会)
問 |
奈良県が今後目指すべき方向性と、その実現に向けてどのような施策を推進していくのか伺いたい。 |
答 |
世界に誇る歴史文化遺産、豊かな自然や景観など、奈良県のすばらしい魅力はとことん守り後世に伝え、課題解決のために変えないといけないものは断固として変えるというスタンスである。
仕事と子育ての両立のしにくさや道路などのインフラ整備の遅れなどは変える一方、県内産業の活性化、脱炭素・水素社会の実現、観光施策の推進に取り組む。
奈良県の持つ限りない可能性を最大限に引き出し、県民が暮らしの豊かさを実感できる県にするため、これからも施策を着実に実行する。 |
他の質問項目
■主要施策の発表のあり方
■高等学校授業料等の無償化の拡充
■リニア中央新幹線の全線開業や奈良市附近駅に関する現状と見通し
■奈良スーパーアプリの利便性向上
■観光客の増加に伴う地元住民の生活環境等への影響
■公立学校教員の経済的負担軽減
国民スポーツ大会等を見据えたスポーツ施設整備について
亀甲 義明(きっこうよしあき)議員(公明党)
問 |
国民スポーツ大会や全国障害者スポーツ大会を見据え、橿原公苑に建設する新アリーナの規模をどう考え、どう取り組んでいくのか。 |
答 |
競技団体や企業等に利用者二ーズや課題について聞き取り調査を実施した結果、新アリーナの規模は、全国・近畿レベルの大会開催が可能であり、Bリーグ・Vリーグのプロスポーツチームの本拠地となり得る、コンサートツアー等イベント需要にも対応可能な規模・機能を備えた施設が適当であると判断。
このことから、メインアリーナの床面積2,500平方メートル程度、観客席数5,000席、サブアリーナの併設、武道や弓道の大会の開催、ユニバーサルデザイン導入等、県民に喜んでいただける施設となるよう検討を進める。 |
他の質問項目
■SDGsの取組
■三宅町(石見地区)の用地活用と若者定住に向けた取組
■医大周辺のまちづくり
■橿原市児童虐待死亡事案
■防災対策
6月定例会一般質問
橿原文化会館廃止の意向について
川口 延良(かわぐちのぶよし)議員(自由民主党・無所属の会)
問 |
廃止にあたり、新アリーナに会館の主な機能を移管するとのことであったが、現在の検討状況を踏まえても廃止する意向か。 |
答 |
同一地区に文化施設が併存する状況に加え、存続には多額の改修費用が必要となる。このため、新アリーナを1,000~5,000人規模の音響機器を使用するコンサートが可能な施設とし、音響機器不使用のコンサート等は再整備中の県文化会館や市町村施設を活用いただくことで効果的な施設の利活用促進を図れるため、橿原文化会館廃止の方針は維持する。
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他の質問項目
■災害応急対策(防災拠点)検討部会
■新アリーナ整備にかかる検討状況
睡眠時無呼吸症候群等による睡眠の質の低下について
佐藤 光紀(さとうみつのり)議員(日本維新の会)
問 |
睡眠の重要性や睡眠の質を確保することについて、どのように考え、取り組むのか。 |
答 |
睡眠不足により、心身への悪影響や寿命短縮リスクの上昇が指摘されている。このため「なら健康長寿基本計画(第2期)」で、「睡眠時間が充分にとれている人の増加」に加え、新たに「睡眠で休養がとれている人の増加」を目標とし、睡眠不足が心身に及ぼす影響、適切な睡眠のための工夫、睡眠時無呼吸症候群をはじめとする睡眠障害の知識、早期受診の重要性等について周知・啓発に取り組む。
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他の質問項目
■次世代型ソーラーセル
■炊出し支援にかかる枠組みづくり
■県庁舎エントランスの活用
■バーティポートの設置
食料の安定供給に向けた取組について
乾 浩之(いぬいひろゆき)議員(自由民主党・無所属の会)
問 |
食料の安定供給に向けた、農地の確保、担い手の育成・確保、生産性の向上について、これまでの取組状況と今後の取組を伺いたい。
|
答 |
農業振興を図るエリアを「特定農業振興ゾーン」に設定し、優良農地の整備、担い手の育成・確保、生産性の向上等の取組を行い「もうかる農業」のモデルとなるよう推進している。また、新規就農者の養成や、専門家派遣等による経営改善指導により、優れた経営感覚を持つ農業者等を育成し、農業の持続的発展を実現したい。
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他の質問項目
■産業用地の確保・整備
■新西和医療センターにおける周産期医療体制の整備
■奈良公園におけるゴミ対策
■入札契約制度改革
■県道天理王寺線の整備
犬・猫の殺処分削減の取組について
松木 秀一郎(まつきしゅういちろう)議員(日本維新の会)
問 |
犬や猫の殺処分削減のために、動物愛護団体との連携、積極的な譲渡会の開催、飼い主への意識啓発、TNR活動等の複合的取組が必要と考えるが、取組方針について伺いたい。
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答 |
令和5年度は、譲渡可と判定した犬・猫は全て譲渡、やむを得ず殺処分した頭数は10年前の9割減となった。不妊去勢手術を行い元の場所に戻すTNRの取組による引取数削減、動物愛護団体やボランティアとの連携による譲渡促進、しつけ方教室等の適正飼育啓発により、殺処分削減に引き続き取り組みたい。
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他の質問項目
■県民サービスの向上に資するオンラインの活用
■庁内におけるデジタル化の推進
■道の駅「クロスウェイなかまち」の開業に向けた取組
県立医科大学新キャンパス移転後の跡地利用について
原山 大亮(はらやまだいすけ)議員(日本維新の会)
問 |
県立医科大学新キャンパス移転後の跡地利用に関して、病院駐車場の整備を含めた今後の計画について伺いたい。
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答 |
跡地を活用し、新外来棟の整備を計画している。建設候補地は現外来棟より第1駐車場や検討中の新駅へのアクセスのよい南側に位置しており利便性も向上する見込み。また、第1駐車場の渋滞を解決するため、大和高田バイパス南側でのまちづくりの検討状況を踏まえながら、テニスコート等の跡地を駐車場として活用することについて、選択肢の一つとして検討したい。
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他の質問項目
■新駅を含めた医大周辺のまちづくり
■中南和地域の休日、夜間における1次救急医療体制
新型コロナワクチンによる健康被害への対応について
井岡 正徳(いおかまさのり)議員(自由民主党・無所属の会)
問 |
新型コロナワクチンの健康被害を訴える患者に対する医療提供体制や相談支援体制の充実に向けて、今後、どのように取り組んでいくのか。
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答 |
これまで、協力医療機関の周知、診療科専門医等との連携体制の構築、相談窓口の設置、市町村の対応力の向上に取り組んできた。今後も、研修会や制度変更に関する市町村説明会の開催など、新型コロナワクチンの健康被害を受けられた方の視点に立ち、切れ目なく適切な医療が提供され、円滑に救済制度の手続きが進むよう取り組みたい。
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他の質問項目
■大和平野中央の県有地の活用
■県全体の都市計画のあり方
■国民健康保険の県内保険料水準統一後における国保運営
質問・答弁の全文は
代表質問・一般質問とその答弁を掲載した会議録を、次の定例会開会までに奈良県議会ホームページに掲載します。
議会の様子をテレビやインターネットで視聴できます
●奈良テレビでは、本会議の代表・一般質問を生中継しています。
●インターネットでは、本会議の全日程や委員会の審議の様子をライブ配信するとともに、録画配信も行っています。
新十津川町の記念式典に参加
6月19日から21日、田中惟允、岩田国夫、藤野良次、乾浩之、伊藤將也議員が、北海道新十津川町で開催された「新十津川町開町134年記念式典」に参加し、先人の労苦を偲び、敬意と感謝を表すとともに、町長をはじめ関係者の皆さまとの交流を深めました。
明治22年の大水害により被災した十津川村民が移住し、誕生した新十津川町と「母村」である十津川村との交流は現在も盛んに行われており、それぞれの特産品の宣伝販売や観光情報の発信等で協力を行っています。
平成23年紀伊半島大水害の際には、多大なるご支援をいただきました。
県議会では、公職選挙法を遵守し、虚礼廃止の実をあげるため、選挙区内の香典を一切行わないことで申し合わせています。