国の薬物使用に関する全国高校生調査(2021年)によると、 約60人に1人が「過去1年以内に市販薬の乱用(オーバードーズ)をしたことがある」 と回答しています。
薬局やドラッグストアで購入できる「かぜ薬」や「咳止め薬」等を「大量に!」「頻回に!」服用すること(いわゆるオーバードーズ)による健康被害(※死亡例も発生)が社会問題となっています。
市販薬のオーバードーズ問題
10代、20代の若い世代を中心にオーバードーズが増加しています。違法薬物とは異なり「女性が多く」「非行歴が少ない」方が陥るという特徴があるとされています。
この背景には、家庭や学校等で感じる「悩み」「不安」「つらい気持ち」が影響しているとされ、それを和らげるため市販薬に頼ってしまうことが考えられています。
いじめや虐待、親との関係性の悪化、学校での孤立など、市販薬のオーバードーズの裏には深刻な問題が潜んでいる場合もあります。
ひとりで悩みを抱えている方は、ほんの少し勇気を出して、家族、先生、友達、県の相談機関へ相談してください。あなたは一人ではありません。