全国の民間企業で働く障害のある人は、令和5年に約64万人となり、この10年間で1.5倍以上に増えています。障害のある人が職場で安心して働くため、どのような配慮ができるでしょうか。例えば、視覚障害のある人や車いすを利用している人が移動しやすいように机などを配置すること、言葉よりも視覚的な指示の方が理解しやすい人のために絵図や写真などを用いたマニュアルを準備することなど、障害の特性や程度、状態、場面などでさまざまです。こうした取り組みを積み重ねることで、誰もが働きやすい職場づくりにつながると思います。 奈良県の民間企業における令和5年の障害者雇用率は3.06%(全国2位)と全国トップクラスを維持していますが、今後は、雇用者数だけでなく、障害のある従業員がやりがいを持って働き続けることができるように、「雇用の質」の向上を図ることが求められます。 障害のある人とともに働くことが当たり前な社会ににするため、何ができるのか、みんなで考えていきましょう。
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