知事 新春あいさつ

県民だより奈良
2025年1月号

新年あいさつロゴ
奈良県知事  山下 真
奈良県知事  山下 真名前

 明けましておめでとうございます。昨年は、元日の能登半島地震に始まり、非常に暑く長い夏があり、ウクライナや中東での戦闘も激化し、穏やかな一年とは言い難かったように思います。一方で、大谷選手やパリ五輪の日本選手など若い方の世界レベルの活躍に勇気付けられました。

 奈良県に目を転じますと、私が知事就任後初めて編成した予算を執行し、県の発展に向けてさまざまな種まきができた年であったと思います。教育や子育て支援の分野では、私立高校の授業料の実質無償化を4月から始めました。これにより私立高校の入学者が増加しました。県立高校の「トイレピッカピカ5か年計画」もスタートしました。公立小中学校の教員の業務負担を減らすために始めた県の新たな補助制度により先生をサポートするスタッフの数を大幅に増やし、8割以上の学校に配置することができました。不足する保育士を増やすための給与加算制度も県が新たに補助を始めたことにより、制度を導入した市町村が5市から22市町村に増加しました。
県立奈良北高校のトイレを視察

     県立奈良北高校のトイレを視察

 インフラ整備では、道路の環境改善のための「ならの道リフレッシュプロジェクト」の5か年計画が昨年から始まりました。また、県と県内の26市町村の水道事業の統合が4月から始まります。医療の分野では、西和医療センターの移転建替えや県立医科大学附属病院の外来棟建替えの計画策定が順調に進んでいます。

 産業や観光の分野でも新しい政策がどんどん進行しています。企業の新規立地や建物の増改築のための補助金制度を充実させ、ホテルの新規立地のみが対象だった補助金を既存建物の改修にも広げました。これらの制度により新たな投資がどんどん進んでいます。また、企業の人材や用地の確保の支援、スタートアップ企業の応援などにも取り組んでいます。観光では、大阪観光局や多くの民間企業と連携協定を締結し、外部の力も借りて奈良の観光を盛り上げようとしています。

                

 こうした政策を順調に進めるため、県議会議員の皆さまに私の県政の方向性と内容を繰り返し丁寧に説明しています。議会での議論も以前よりだいぶ活性化してきました。また、県職員の皆さまに頑張っていただくことが必要なので、オフィスの環境を改善したり、無駄な仕事をやめて残業を減らしたり、私とのコミュニケーションを多く取ったり、若手の提案を採用したりと、さまざまな取り組みを行っています。
知事と若手職員の意見交換

                                       知事と若手職員の意見交換

 

総じて奈良県政は順調に推移していると思います。これも県民の皆さまのご理解とご支援があってこそです。ただ、奈良県が持つ限りない可能性を最大限に引き出し、県民の皆さまに暮らしの豊かさを実感していただくための取り組みはまだ始まったばかりです。まいた種が花を咲かせ、実をつけるには、長い年月が必要です。その間、私と県職員が一丸となって粘り強い努力を続けるために、引き続きのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。今年が奈良県にとって、県民の皆さまにとって素晴らしい年となることを強く祈念します。

 

県民だより奈良
2025年1月号

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奈良県知事  山下 真
奈良県知事  山下 真名前

 明けましておめでとうございます。昨年は、元日の能登半島地震に始まり、非常に暑く長い夏があり、ウクライナや中東での戦闘も激化し、穏やかな一年とは言い難かったように思います。一方で、大谷選手やパリ五輪の日本選手など若い方の世界レベルの活躍に勇気付けられました。

 奈良県に目を転じますと、私が知事就任後初めて編成した予算を執行し、県の発展に向けてさまざまな種まきができた年であったと思います。教育や子育て支援の分野では、私立高校の授業料の実質無償化を4月から始めました。これにより私立高校の入学者が増加しました。県立高校の「トイレピッカピカ5か年計画」もスタートしました。公立小中学校の教員の業務負担を減らすために始めた県の新たな補助制度により先生をサポートするスタッフの数を大幅に増やし、8割以上の学校に配置することができました。不足する保育士を増やすための給与加算制度も県が新たに補助を始めたことにより、制度を導入した市町村が5市から22市町村に増加しました。
県立奈良北高校のトイレを視察

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 インフラ整備では、道路の環境改善のための「ならの道リフレッシュプロジェクト」の5か年計画が昨年から始まりました。また、県と県内の26市町村の水道事業の統合が4月から始まります。医療の分野では、西和医療センターの移転建替えや県立医科大学附属病院の外来棟建替えの計画策定が順調に進んでいます。

 産業や観光の分野でも新しい政策がどんどん進行しています。企業の新規立地や建物の増改築のための補助金制度を充実させ、ホテルの新規立地のみが対象だった補助金を既存建物の改修にも広げました。これらの制度により新たな投資がどんどん進んでいます。また、企業の人材や用地の確保の支援、スタートアップ企業の応援などにも取り組んでいます。観光では、大阪観光局や多くの民間企業と連携協定を締結し、外部の力も借りて奈良の観光を盛り上げようとしています。

                

 こうした政策を順調に進めるため、県議会議員の皆さまに私の県政の方向性と内容を繰り返し丁寧に説明しています。議会での議論も以前よりだいぶ活性化してきました。また、県職員の皆さまに頑張っていただくことが必要なので、オフィスの環境を改善したり、無駄な仕事をやめて残業を減らしたり、私とのコミュニケーションを多く取ったり、若手の提案を採用したりと、さまざまな取り組みを行っています。
知事と若手職員の意見交換

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総じて奈良県政は順調に推移していると思います。これも県民の皆さまのご理解とご支援があってこそです。ただ、奈良県が持つ限りない可能性を最大限に引き出し、県民の皆さまに暮らしの豊かさを実感していただくための取り組みはまだ始まったばかりです。まいた種が花を咲かせ、実をつけるには、長い年月が必要です。その間、私と県職員が一丸となって粘り強い努力を続けるために、引き続きのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。今年が奈良県にとって、県民の皆さまにとって素晴らしい年となることを強く祈念します。

 

※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
 県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
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お問い合わせ

広報広聴課
〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
広報制作係 TEL : 0742-27-8326 / 
FAX : 0742-22-6904
デジタル広報係 TEL : 0742-27-8056
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FAX : 0742-22-8653
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