知ってほしい女性のライフステージと心身の変化 ~いきいきと働き続けるために~
令和6年11月30日(土曜日)14時00分~16時00分
講師:奈良大学副学長 教授 医学博士
奈良県立医科大学附属病院 女性専用外来担当 島本太香子さん
女性特有の病気は20~50代の働く世代に多く見られ、ライフステージの変化にともない、さまざまな心身の不調が起こることがあります。
女性センターでは、医師として産婦人科や母子保健行政での経験を活かした女性専用外来などに携わっておられる島本太香子さんを講師としてお招きし、講座「知ってほしい女性のライフステージと心身の変化~いきいきと働き続けるために~」を開催しました。
講座では、ホルモンの変動とライフステージの関連性や、月経関連症状と更年期症状について医学的にわかりやすく解説いただき、セルフケアなどを教えていただきました。また、PMS(月経前症候群)と更年期症状についてチェックシートを用いた簡単なワークを実施しました。
講師からは、「今は昔より出産回数が減ったため月経のある時期が長くなり、月経といかに向き合うかが現代女性のQOL(生活の質)の向上につながる。また、体の不調を感じたら何でも更年期症状と片付けず、他の病気の症状ではないか確認する機会にしてほしい。忙しく過ごす中でも、⾃分を⼤切に、⾃分の体調を思う時間を是⾮持ってほしい」とお話がありました。