令和6年12月16日(月曜日)知事記者会見

令和6年12月定例県議会の閉会を受けて
 ― 奈良県と韓国忠清南道の友好提携15周年を記念した文化交流イベントについて ―

 

 

司会:
 皆様、お集まりいただきましてありがとうございます。
 ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。
 本日の記者会見は、ユーチューブ、奈良県公式総合チャンネルでライブ配信しております。
 冒頭、令和6年12月定例県議会の閉会を受けて知事から発言させていただきますので、その後、皆様からの質疑応答でよろしくお願いします。
 それでは、山下知事、よろしくお願いいたします。

知事:
 今議会におきまして、議案第101号、一般会計補正予算案につきましては、県議会におきまして賛否が分かれたところでございます。結果的に賛成となりましたけれども、賛成された県議各位から、先ほど、奈良県・忠清南道友好提携15周年交流推進事業に関する申入れ書というのを頂きました。そこに7点ほど記載されていますが、ここに記載されているとおり、経費の節減等については今後、準備を進めていく中で最大限経費が節減できるよう努めていきたいと考えておりまして、今県議会でいただいたご意見も踏まえまして、県民の皆さんにご理解いただけるような形で、このイベントを実施してまいりたいと考えております。
 私からは以上です。

司会:
 それでは、ご質問がございます方は、挙手にてお願いいたします。
 NHKさん。

記者(NHK):
 まず、その補正予算案に関して、実際に賛成、反対、また退席という議員もいらっしゃいましたが、今回このような結果になったことについては、どのように感じていらっしゃいますか。

知事:
 経費のほうも、奈良県と忠清南道で分担して負担するわけですが、県の経費が2億7,000万ぐらいということで、それは高いんじゃないかというご指摘が県民の皆さんの中の一部からございまして、そうした意見を踏まえて県議会議員の皆さんがご判断されたものだと受け止めております。

記者(NHK):
 知事ご自身は、今回のこの経費に関しては、内容に見合ったものであり、費用対効果もちゃんと上がる、成果は上がるとお考えですか。

知事:
 今回、2.7億円という会場設定費や警備費が高くなった原因は、春日野園地と浮雲園地にて屋外でやるということで、舞台の設営や照明など、K-POPの人気のあるアーティストが来ても十分対応できるようなレベルの舞台のしつらえをしなければならないこと。また、どこからでも入れますので警備をそれなりにしなければいけないということで高くなってしまったわけでございますが、日韓関係の改善に対して、地方の草の根レベルの交流でそれを下支えするという趣旨や、あるいはイベントをすることによる経済効果、また、こうしたビッグイベントを奈良県で行うことによる奈良県そのもののPR、そうした効果が期待できましたので、ご理解いただけないかなと思って予算案は提案しました。

記者(NHK):
 先ほど、県民の理解が得られるように進めていきたいというお話がありましたけれども、具体的に、例えば民間企業から協賛を募るであるとか、いろんな工夫をして経費削減もできるかと思いますが、具体的に今どのようなことをお考えでしょうか。
 丸1年弱ありますが、開催に向けて、どのようなイベントにしたいか、改めてお聞かせ願えればと思います。

知事:
 当初、有料で実施するつもりで準備していましたが、忠清南道側と話し合っている中で、無料が望ましいということになったわけでございます。屋外でやるということで、舞台設営や警備で、屋内でやる場合より、かなりの金額がかかると、そういう特殊事情をご理解いただいて、有料化するということについても今後検討していきたいし、そのために忠清南道側とも協議していきたいと思っております。
 それから、会場設営や警備そのものについても、もっと経費節減できる余地がないのか、そうしたこともしっかりと精査していきたいと考えております。
 また、もちろん先ほど記者さんがおっしゃったように、企業からの協賛金を募ったり、あるいはボランティアの皆さんも募って、経費を節減するとともに、奈良県全体でこのイベントを盛り上げるという、そういう体制が組めればいいなと思っております。

記者(NHK):
 ありがとうございました。

司会:
 共同通信さん。

記者(共同通信):
 先ほど、賛成された議員の方々から申入れ書があったかと思います。そこには、イベントの有料化等の見直しにより支出を削減できるように努めることというような、そういう要望もありますが、有料化というのはもう検討されるんでしょうか。

知事:
 はい。先ほど申しましたとおり、それも選択肢に含めて忠清南道側と協議していきたいと思います。

司会:
 朝日放送さん。

記者(朝日放送):
 今回、交流都市のバランスというところで考えますと、14年目で、なぜ韓国だけこのような大きなイベントを開催することになったのでしょうか。

知事:
 来年が日韓国交正常化60周年という節目の年でございまして、政府のほうでも日韓国交正常化60周年の記念事業というのを地方公共団体、民間から募ろうと今しております。ですから、そういう政府の取組に呼応するというような目的から、来年を選んだわけでございます。
 本県と忠清南道の友好提携は、来年で14周年ですけれども、来年の秋口ということもございまして、1年少し違いますけれども、15周年を少し前倒しでお祝いをするというような趣旨で来年開催することにいたしました。

記者(朝日放送):
 知事はこれまで、どちらかというとコスト削減型の県政をしいてきたかなと個人的には感じています。その中で、なぜこの一日のイベントに2.7億円を入れるのかというところは一つ不思議だなと思っておりますが、この点についていかがでしょうか。

知事:
 別に私は削るだけが知事の仕事だとは思っていませんので、必要な事業には必要な予算をこれまでもかけてまいりました。コスト削減だけをしている知事ではないということは、まず指摘させていただきたいと思います。
 それから、この事業の趣旨につきましては、先ほどNHKの記者さんからの質問にもお答えさせていただいたとおり、日韓の友好親善、それから経済効果、また奈良県自体のPRといった、そうした価値がございますし、今後、日韓関係を安定的に保っていく上では、若い世代がこれからの日本や韓国を担っていくわけですから、その若い世代の交流ということが重要ではないかと考えまして、今回こうした企画をやろうと思った次第でございます。

記者(朝日放送):
 1.3億円の天平祭を廃止したということですけども、このイベントに2.7億円をかけるのかというところについては、県議会議員からも疑問の声が上がっておりました。その点についてお伺いします。

知事:
 天平祭は、平城遷都1300年祭の翌年の2011年から、コロナの期間中、お休みした年もありましたが、11回開催してきました。経費については、多い年で1年2.8億円、少ない年で1.2億円ぐらいでございます。
 11回開催しまして、天平祭が実現しようとしたお祭りの趣旨というのはある程度浸透したのかなということと、県民の認知度が、奈良県が実施したアンケートでは、たしか17%ぐらいだったので、11年実施して県民の中で知っている人が17%しかいないというイベントであれば、それを続けるよりも、もっと趣向の違ったイベントをするほうが、より費用対効果が高いんじゃないかと私は感じました。

記者(朝日放送):
 シルクロードの財団からの基金というのは、国際交流基金で合っていますでしょうか。

知事:
 はい。

記者(朝日放送):
 それから、およそ2.7億円は、全額ここから出るということで間違いないでしょうか。

知事:
 はい、そうです。

記者(朝日放送):
 ありがとうございました。

司会:
 毎日放送さん。

記者(毎日放送):
 先ほど経済効果という話もありましたけれども、具体的にどのくらいの規模を試算しているのか、数字などありましたら教えていただきたいです。

知事:
 経済効果の試算はこれからです。

記者(毎日放送):
 分かりました。
 出演するアーティストというところも変わってくると思いますが、どのくらいまで決まっているのか、差し支えなければ教えていただきたいです。

知事:
 アーティストについては忠清南道側で選定されていますので、現時点では、誰が来るかということは聞いておりません。

記者(毎日放送):
 分かりました。
 今後のスケジュール感、どのようになっていくのか、教えてください。

知事:
 今回のご指摘を踏まえまして、様々な経費節減の努力をして、可能ならば令和7年度の当初予算案には、経費節減をしたような形での新たな修正案を盛り込めればいいなと考えています。今のところの希望ですけれども、それを一つの目途にしているということでございます。

記者(毎日放送):
 ありがとうございます。

司会:
 ほかに質問はございますでしょうか。
 朝日新聞さん。

記者(朝日新聞):
 経緯の部分でお伺いします。2月に忠清南道側の知事とトップ会談をされた際に、こういうイベントをやろうということが決まったということでいいんでしょうか。

知事:
 そういう方向性をトップ同士で確認したということでございます。

記者(朝日新聞):
 費用負担については、要は忠清南道側がアーティスト側の費用を持ち、県は現場の開催費用を持つというのは、それはどの段階で決まったことでしょうか。

知事:
 それは、2月のトップ会談の後ぐらいだったと思います。

記者(朝日新聞):
 最終的に2億7,500万ぐらい県が負担しないといけないというのは、どの段階で決まったことなんでしょうか。

知事:
 それは、今回の補正予算を策定する過程で、イベンターの皆さんから会場設営や警備でどれぐらいの費用が要るかというような見積りを複数社取り、それを踏まえてこの数字を出したと、こういうことです。

記者(朝日新聞):
 つまり時期でいうと10月、11月ぐらいですか。

知事:
 10月、11月ぐらいです。

記者(朝日新聞):
 知事としては、少し多いなというのは、そのとき思われたんですか。

知事:
 屋外のイベントなので、どれぐらいかかるのかというのは、私には相場感がなかったんですけれども、大きな舞台をしつらえることを忠清南道側が求めていて、その忠清南道側の意向というのはアーティスト側の意向を反映しておっしゃっていると思いますが、そういう意向を踏まえて大きなステージをつくったり、照明あるいはレーザー光線など、そうしたものをすること、また、オープンスペースなので警備もそれなりに人を配置しなければならないことから、これぐらいの費用がかかると担当から説明を受けまして、少し高いと思いましたが、それはプロがこれぐらいかかるということで見積りを3社か4社出しているということなので、これくらいかなと思いました。

記者(朝日新聞):
 逆に忠清南道側がアーティスト費用をどれぐらい見込んでいるのかというのは把握されていますか。

知事:
 正確な数字は聞いておりませんが、一般的なK-POPアーティストの相場からすると、億は超えるのではないかと認識しております。

記者(朝日新聞):
 基本的に、県と忠清南道側は五分五分に近い形での費用負担ということですかね。

知事:
 正確な忠清南道側の負担額は認識しておりませんが、双方とも億単位の費用は負担するということです。

記者(朝日新聞):
 来年度の当初予算案で、修正案を検討されたいということですけども、要は今回の予算案には債務負担行為が含まれていますけれども、その部分が変わってくる可能性があるという理解でよろしいですか。

知事:
 そうですね。

記者(朝日新聞):
 ありがとうございます。

司会:
 ほかに質問はございますでしょうか。
 毎日放送さん。

記者(毎日放送):
 先ほど、屋外ですることに対して費用がかさんでいるとお話があったと思うのですが、そもそもなぜ屋外でされることにしたのでしょうか。

知事:
 この奈良市周辺で一番大きなホールは、今、奈良県文化会館は工事中ですので、なら100年会館の大ホールです。なら100年会館の大ホールは1,500人弱が定員です。やはりK-POPのアーティストが来るということであれば多くの集客が見込めますので、1,500人が定員では少ないと思われます。せっかくK-POPのアーティストに来てもらえるのであれば、県民や県外からもできるだけ多くの人に来てもらいたいと思っておりまして、民間のやってるK-POPのコンサートは万人単位で来場者がいると聞いておりましたので、そうすると、屋外を検討せざるを得ないということになるわけです。

司会:
 毎日新聞さん。

記者(毎日新聞):
 アーティストについてですが、どれぐらいの規模、知名度のアーティストを想定しておられますか。世界的なアーティストレベルでしょうか、ファンが一部いて9,000人集まりそうなところでしょうか。

知事:
 その辺りの詳細は、報告は受けておりませんが、当然、一定の集客が見込めるような人気のあるアーティストの招聘をお願いしておりますので、そうした人に来てもらえるのではないかと思います。

記者(毎日新聞):
 一過性のイベントではないかという指摘も県議会のほうであったと思いますが、そうしないための現在考えておられることなどありましたらお伺いしたいです。

知事:
 一つは、このK-POPのコンサートだけではなく、日韓の伝統芸能の披露や、日韓の学生によるダンスパフォーマンスなども検討しています。それらは基本的にアマチュアの皆さんですのでギャラを払う必要はなく、日韓の伝統芸能や学生によるダンスパフォーマンスなどといったお金のかからないイベントを今後、何らかの形で継続していくことは考えられると思います。
 例えば、ムジークフェストならというイベントを奈良県は2012年からやっておりますので、その一部に組み込むなど、まだ決めたわけではないですが、そうした形で、何らかの形で継続性を持たせることは可能かと思います。

記者(毎日新聞):
 ありがとうございます。

司会:
 時事通信さん。

記者(時事通信):
 鹿の件でお伺いします。これまでいろいろ指摘が上がり、知事もXなどへ投稿されていると思いますが、まず、仮に奈良公園で行った場合の鹿への影響は大丈夫でしょうか。
あと、今回の修正で、鹿の生態とは別に、芝生の問題の話も上がっていたと思います。一方で、この会場については、奈良公園に限らずとこの申入れ書では書かれていますが、この辺りを含めて、鹿と会場についてどのように考えられていますか。

知事:
 鹿につきましては、このイベントは夕方ごろから実施するのですが、大体夜になると山のほうに帰る習性があると聞いております。また、大きな音がする場所には近づかないということなので、この会場に鹿が近づくことはあまりないのではないかと思っております。
 芝生等が踏みつけられるというのは当然あり得ますが、しばらくすれば、また芝も生え戻ってくると思いますので、鹿に対する影響がゼロとは言い切れないと思いますが、それほど悪影響はないと認識しています。
 現実に、若草山の麓で何か音楽イベントをやったこともありますし、ムジークフェストならで春日野園地を使って様々なアーティストを呼んだり、県内の吹奏楽のクラブに来てもらって演奏会をしたりなどといった実績もありますので、少なくともそういうものをしたときに、鹿に何かトラブルがあったという報告は、私は受けておりませんので、そんなに大きな問題はないのではないかと思っております。
 会場につきましては、奈良県内の、奈良を代表するような場所であれだけの空き地があるところは春日野園地と浮雲園地ぐらいしか実際ございません。ですから、そういった観点からあそこを選びました。あとはやはり、例えば既に民間レベルですが、東大寺でMISIAさんのコンサートをやったり、薬師寺で絢香さんのコンサートをしたり、奈良にゆかりのあるところで屋外のコンサートをやるというのは、ごくインパクトがあり、奈良らしい音楽イベントだと思います。県内外から、そういった奈良らしい場所で音楽イベントをすることで、多くのお客さんを呼ぶことができるし、やはり来られたお客さんに残る印象も結構強いと思います。そして、奈良のファンが増える効果も期待できますので、そうした広いところがあそこしかないということと、やはり若草山や東大寺に囲まれた春日野園地と浮雲園地でやることで奈良らしいイベントになるという観点から選んだのですが、その結果2.7億円かかるということになり、今後、要望書には会場選定についても適地を幅広く検討することとありますので、その費用対効果の観点からほかに適地があるかないかも含めて、検討していきたいと思います。

記者(時事通信):
 最初の会場選定のときに、これは天平祭の後の見直し事業なので、平城宮跡は検討されませんでしたか。

知事:
 平城宮跡で検討したこともありましたが、地下の遺構に対する影響が大きいと聞きました。というのは、大きなステージを設営すると地下の遺構に対する影響があるということで、対象から外れました。

記者(時事通信):
 分かりました。ありがとうございます。

司会:
 ほかに質問はございますでしょうか。
 朝日放送さん。

記者(朝日放送):
 予算に2.7億円かかることが見積りを取るまで分からなかったというところと、出演者がいまだに誰か分からないというところ、それから経済効果がはかられてないというところからも、議論が尽くされずに予算が提出されたように見えることについてはいかがお考えでしょうか。

知事:
 もう少しきちんと準備してから議会に案を出すということができれば最もよかったと思いますが、10月のイベントなので、来年度の当初予算案に入れたのでは間に合いません。事業者との交渉なども、債務負担行為を今議会で補正予算で取っておけば事業者との交渉もできますが、予算の裏づけが全くない中で事業者との折衝はできませんので、10月までの時間が限られているという中で、今回、ご指摘のような点がまだ未定のまま案を出さざるを得なかった理由です。

記者(朝日放送):
 今回、最終的に開催されるというのは確実ですか。それとも、今後の交渉次第では、開催を取りやめることも、まだ選択肢として残っている状態でしょうか。

知事:
 友好提携している忠清南道と共に進めてきた事業なので、何らかの形でやりたいという思いはありますが、今言った、議会から様々出された宿題、ご指摘、こうしたものをクリアしていく上で、なかなか忠清南道や韓国のアーティストと条件がそろわないという場合も考えられますので、100%できるかどうかはよく分からないです。
 それともう一つ、韓国の政治情勢が少々今不安定で、今後の日韓関係がどうなるかということも不透明な部分がありますので、そうした不測の事態の発生も考えれば、結果的にできないという可能性もゼロではないと思っています。

記者(朝日放送):
 ありがとうございました。

司会:
 朝日新聞さん。

記者(朝日新聞):
 知事はもともと、奈良公園に観光客が集中しがちなことに関しても問題意識を持っておられたかと思います。今回、奈良公園をまた選ばれたということで、もともと中南和にいかに客を誘導するかお考えもあったと思うのですが、先ほども若干ご説明がありましたが、なぜそもそも奈良公園だったのかというところと、もともとの知事の進めていらっしゃる観光戦略との兼ね合いというところをどう理解したらいいですか。

知事:
 それは少し趣旨が違います。恒常的に奈良公園に集中している観光客を分散させるということと、こういった非常に大きなイベントをする場所としてどこが適地かということは、私はまた別の問題かと思っておりまして、9,000人収容できる奈良らしい場所を探した結果、春日野園地と浮雲園地になったということですので、もちろん奈良公園からの常日頃の観光客の分散というのはこれからもやっていきますけれども、この10月18日については一日という形でやらせていただきたいと思った次第でございます。

記者(朝日新聞):
 9,000人規模を招き入れたいというのは、先方の意向というよりも、県としてやるならばそれぐらいの規模でやりたいと理解をしたらいいのでしょうか。

知事:
 先ほど言いましたように、民間のK-POPのコンサートは何万人という規模でお客さんが来ておりますので、そうすると、春日野園地で何人ぐらい収容できるかという観点で計算した数字が9,000人ということです。

記者(朝日新聞):
 春日野園地ありきでの想定ということで、今回、申入れ書では、奈良公園でやるかどうかも含めてというところですが、そもそも屋外でやるということは基本的に前提として残るのか、あるいは、室内も含めて再度検討されるのか、知事の中では今どう受け止めていらっしゃるんでしょうか。

知事:
 できれば、人気のあるアーティストが来てくれると聞いていますので、楽しみにしている県内の中学生、高校生、大学生等の若者も多いと思いますので、できるだけ多くの人が参加できるような場所にしたいということから、できる限り今の場所でやりたいとは思っていますが、それができない場合にどうするかということは、他の候補地も含めて選定と書いていますので、そうした選択肢を排除することなく検討していきたいと思います。
 それから、韓国、忠清南道側から1万人規模でやってほしいと要望があったそうです。

記者(朝日新聞):
 今、県民の方が楽しみにされているという言い方もされましたが、基本、観客としては県民をより強くイメージしておられますか。

知事:
 県の税金使ってやるわけなので、県民枠というのは設けたいと思っております。県外に奈良県の魅力をPRするという観点からすると県外の人にも来てほしいので、県民枠とそれ以外をどれぐらいの割合にするかというのはまだ決めておりませんが、県民枠プラス県外という形になろうかと思います。

記者(朝日新聞):
 分かりました。ありがとうございます。

司会:
 ほかに質問はございますでしょうか。

記者(毎日放送):
 先ほど、鹿の件については、特に対応等考えられてないということですか。

知事:
 いや、もちろん対応は考えています。お客様が捨てたごみなどを誤って飲み込まないように、きちんとごみ対策を行うことは考えます。

記者(毎日放送):
 特に鹿がイベントの会場に入り込んでしまったときの対応等も考えていますか。

知事:
 いや、それは当然、警備員を配置しますので、イベントの始まる前に鹿が入れないようにします。

記者(毎日放送):
 分かりました。ありがとうございます。

司会:
 ほかに質問はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上をもちまして知事記者会見を終了させていただきます。
 お集まりいただきましてありがとうございました。

知事:
 ありがとうございました。




※発言内容については、読みやすくするために質疑テーマごとにまとめています。
また、発言の趣旨を損なわない範囲で文言を整理する場合があります。


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