【発行】奈良県議会
【編集】議会広報委員会
令和8年2月1日発行
〒630-8501 奈良市登大路町30番地
☎0742‐27‐8964
奈良県議会だよりは2、5、8、12月の年4回発行予定です
12月定例会の概要
365回目となる12月定例会を、12月1日から12月15日までの15日間の日程で開催しました。
今定例会には、知事から令和7年度一般会計補正予算をはじめ、条例など28議案が提出されました。
開会日には、山下知事から提案理由の説明を受け、その後、11人の議員が県政全般について代表質問や一般質問を行い、活発な議論をしました。
さらに、各常任委員会を開催し、付託議案の審査などを行い、知事から提出のあった議案について、原案どおり可決、承認などをしました。
| 12月定例会 議決結果 |
| 項 目 |
件数 |
件 名 |
議決結果 |
| 知事提出の予算案件 |
5件 |
令和7年度奈良県一般会計補正予算(第3号) 等 |
原案可決 |
| 知事提出の条例案件 |
10件 |
奈良県事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例 等 |
原案可決 |
| 知事提出のその他案件 |
8件 |
奈良県防災行政通信ネットワーク衛星回線等再整備事業にかかる請負契約の変更について 等 |
原案可決 |
| 2件 |
公安委員会の委員の任命について 等 |
原案同意 |
| 2件 |
奈良県国民保護計画の変更の報告について 等 |
報告受理 |
| 1件 |
地方自治法第179条第1項の規定による専決処分の報告について |
原案承認 |
|
▼全ての議案等の件名及び議員別の表決結果は、ホームページに掲載しています。
|
可決した意見書
この定例会では、意見書6件を可決しました。
意見書は、内閣総理大臣のほか関係大臣などに提出しました。
▶児童養護施設等退所者(障害のある若者)の18歳から20歳移行期に対する公的給付の創設・拡充を求める意見書
▶新型コロナワクチン接種後健康被害に係る意見書
▶医療・介護・福祉の現場を守るための意見書
▶防災・減災、国土強靱化のさらなる推進を求める意見書
▶危機的状況にある自治体病院の存続に向けた財政支援を求める意見書
▶太陽光発電設備のリサイクル推進及び適正な廃棄処理に関する意見書
12月定例会代表質問
新西和医療センターの整備について
若林 かずみ(わかばやしかずみ)議員(自由民主党・無所属の会)
| 問 |
新西和医療センターの整備基本計画案の見直しについて、西和七町や住民が望む産科機能の設置も含め、どのような考えで進められるのか。また、今後の見通しについて、伺いたい。 |
| 答 |
新西和医療センターについては、県総合医療センターとの役割分担等により、診療機能の見直しを進める予定である。見直しの具体的な内容は、来年度にかけて検討を進める。令和13年度頃と考えていた開院時期が1年程度遅れることとなりご不便をおかけするが、住民の方の安心・安全の柱として、しっかりと安定した運営ができる病院をつくっていく。産科機能については、整備基本計画案の見直しを進める中で、今後の地域のニーズや採算性の確保、医師の確保等による体制整備などの課題を検証し、検討を進めていく。 |
他の質問項目
■県立美術館の整備について
■県内高等学校の振興について
■部活動地域移行について
■困難な問題を抱える女性への支援について
■プレコンセプションケアの推進について
奈良県ビジターズビューローとの連携について
山田 洋平(やまだようへい)議員 (日本維新の会)
| 問 |
過去にガバナンス上の課題があったが、県としてどのように関わっていくのか。また、観光消費額拡大、海外富裕層獲得に向け、どのように連携し、取り組んでいくのか。 |
| 答 |
過去の課題は、令和3年度末に改善が確認されており、それ以降、健全な組織運営に努めていると認識。県事務執行の適正化の観点から、ガバナンスや事業成果をチェックしていく。ビューローの新たな方針は、県が目指す観光GDPの飛躍的かつ持続的な拡大とリンクしており、県と歩調が一致している。海外富裕層を含む高付加価値旅行者の獲得は、県とビューローが連携する取組の一つ。主に県が地域の受入環境整備を担い、ビューローが海外の市場開拓や旅行商品造成を担う等、それぞれの強みを活かした取組を行っていく。 |
他の質問項目
■高市早苗新総理誕生に対する知事の所感について
■金利上昇リスクへの対応と行財政改革の更なる推進について
■人口減少対策としての戦略的な移住支援策の強化について
■人口減少時代に向けた県有施設の集約・複合化について
■宿泊税導入等の新たな収入による財源の確保に向けた取組について
■県立中高一貫教育校の取組について
馬見丘陵公園のにぎわいづくりについて
乾 浩之(いぬいひろゆき)議員 (自民党倭)
※所属会派は質問当時のものです
| 問 |
馬見丘陵公園の魅力向上と、公共交通機関の利用促進に向けて、今後どのように取り組んでいくのか。 |
| 答 |
秋のイベント時に駐車場有料化等の社会実験を実施し、6割の方から有料化に賛成との回答を得た。また、周辺道路の渋滞や隣接公園への影響も確認されなかったため、議員の提案を受けて、予定していた2回目の社会実験は実施しない。魅力向上に向けて、スポンサー花壇の導入等、新たな財源を確保し色とりどりの花が咲き誇る状況を維持する。公共交通の利用促進に向けては、緑道部の老朽化した木橋の改修、路線バスの増便やコミュニティバスの活用等に取り組む予定。県や町等で構成する協議会により地元等の理解を得ながら、駐車場有料化により得られる資金も活用し、利用促進に取り組みたい。 |
他の質問項目
■県内における市町村合併について
■みつえ高原牧場に係る事業用地の有効利用について
■下水道事業における汚泥処理について
■県道天理王寺線長楽工区の進捗状況及び不毛田川流域における治水対策について
児童心理治療施設の設置について
亀甲 義明(きっこうよしあき)議員 (公明党)
| 問 |
児童心理治療施設の設置の必要性について、知事の所見を伺いたい。 |
| 答 |
児童心理治療施設は、心理的・精神的問題を抱え日常生活に支障をきたしているこどもに、医療的な観点から生活支援を基盤とした心理治療を行う施設である。小児精神科医のほか、心理療法担当職員等の専門人材を配置した上で、個々の児童に応じた丁寧なケアが必要となる。また、医療や学習環境、日常生活面でのハード整備も必要となる。県内にも心理的治療が必要な児童がおり、現場から必要性は聞いている。施設設置には、運営主体となる法人のみならず、医療、福祉、教育等の多岐にわたる関係機関の協力が不可欠であるので、まずは、関係機関と必要性についての認識を共有し、他府県の状況等に鑑みながら研究していきたい。 |
他の質問項目
■(仮称)医大新駅周辺のまちづくりについて
■三宅町ヤング・イノベーション・レジデンスについて
■河川堆積土砂の浚渫について
■認知症の方にも分かりやすいピクトグラムについて
■県立学校における包括的民間委託の導入について
12月定例会一般質問
生理用品の公共施設のトイレへの設置について
山村 幸穂(やまむらさちほ)議員 (無所属(日本共産党))
| 問 |
県では、女性の社会参画を後押しする観点から、生理用品の公共施設のトイレへの設置をどのように進めていこうと考えているのか。 |
| 答 |
生理の貧困の問題は、女性の健康や尊厳に関わる課題であると認識している。生理用品の提供については、住民に身近な市町村において、継続的に取り組んでいただきたいと考えている。県としても、他の自治体の事例を参考に、県有施設の一部で生理用品の配布を試行的に実施し、利用状況やニーズを把握したうえで、今後の対応を検討していきたい。 |
他の質問項目
■多文化共生社会について
■京奈和自動車道大和北道路のトンネル区間について
■子ども医療費助成制度の自己負担の無料化について
■女性センターについて
■香芝市二上山の景観保全と環境対策について
奈良公園にクマが出た場合の対応について
池田 慎久(いけだのりひさ)議員 (自由民主党・無所属の会)
| 問 |
万が一、多くの観光客で賑わう奈良公園内の平坦部にクマが出た場合、公園管理者である県では、どのように対応するのか。 |
| 答 |
万が一、クマが出た場合は、市町村と役割分担しながら、捕獲檻の設置など出没状況に応じた対策をとることになる。また、公園管理者としては、県バスターミナルにおけるアナウンスの実施や公園内の巡回などを行い、来園者への注意喚起に努める。同時に出没状況に応じ、緊急銃猟等を関係機関へ依頼するなど、現行制度のもとで適切な対応を行っていく。 |
他の質問項目
■救急搬送時間の短縮に向けた取組について
■健康寿命日本一を目指した取組について
■自転車の交通安全対策について
■首都機能の移転について
部活動の地域移行に向けた支援について
小村 尚己(こむらなおき)議員 (自由民主党・無所属の会)
| 問 |
令和8年度から中学校における休日の学校部活動の教員による指導を廃止するのが県の方針だが、今後、どのように市町村を支援していくのか。 |
| 答 |
市町村では、県で作成した手引きを参考に実情に応じた地域移行の取組を進めている。指導者の人材確保については、県で運用している人材バンクの充実を図っていく。地域クラブ活動の活動費等ついては、国に対し財政支援の要望をしている。引き続き、補助制度の創設に向けた予算確保の準備を進め市町村の取組に対する支援に努めていく。 |
他の質問項目
■特定外来生物への県の対策について
■県立高等学校における進学教育重点校やスポーツ・文化活動推進校の取組について
■働き方改革を進める中での警察力の維持について
(仮称) 医大新駅周辺のまちづくりについて
川口 信(かわぐちしん)議員 (自由民主党・無所属の会)
| 問 |
新駅東側にPFI事業対象エリアを拡大することで、民間活力の導入を検討することとなったが、1ヶ月で方針が変わった経緯と、今後の取組について伺いたい。 |
| 答 |
令和7年10月に橿原市長から新駅東側の候補地を追加する提案を受け、内部で検討を進めた結果、事業化の可能性を確認できた。今後は、一体的なまちづくりに参画する事業者の選定に向けた手続きを進め、地域にとって魅力的な提案が事業者から得られるよう、県と市が連携して新駅周辺のまちづくりに取り組む。 |
他の質問項目
■未利用県有資産の活用について
■部活動の地域移行について
■県内における特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺への対策について
■京奈和自動車道御所南ICのフルランプ化について
南部地域における道路整備について
浦西 敦史(うらにしあつし)議員 (自民党倭)
※所属会派は質問当時のものです
| 問 |
「第1次国土強靱化実施中期計画」のもと、本県南部地域における道路整備の推進に向けて、どのように取り組んでいくのか。 |
| 答 |
南部地域の道路は、地域の生活や産業活動、救急医療を支える「命の道」であり、必要不可欠な道路と認識している。「第1次国土強靱化実施中期計画」では、道路ネットワークの機能強化のために、今後5カ年で20兆円強を投資するとされており、県においても、国の財政支援を要望し、必要な予算の確保に努め、南部地域の道路整備の推進を図っていく。 |
他の質問項目
■ツキノワグマ対策について
■交番・駐在所の最適化について
■へき地における医療の確保について
修学旅行の誘致について
永田 恒(ながたゆづる)議員(自由民主党・無所属の会)
| 問 |
奈良市に宿泊する修学旅行生は、約20年前と比べると半分ほどに減少している。県内の修学旅行生の大幅増に向け、抜本的に取り組んでいくべきと考えるがどうか。 |
| 答 |
修学旅行の主な目的は歴史文化の学習とされており、本県にはその分野での強みがある。このことから、既存の3つの世界遺産や、世界遺産登録を目指している「飛鳥・藤原の宮都」とを組み合わせることで、日本の歴史文化の原点を学ぶルートやコンテンツの提供に取り組んでいく。 |
他の質問項目
■持続可能な奈良公園管理について
■奈良ブランド開発について
■災害関連死の認定について
■救急搬送体制の充実について
■認知症行方不明者の捜索について
県営都市公園の魅力向上について
松木 秀一郎(まつきしゅういちろう)議員 (日本維新の会)
| 問 |
県では、全ての世代にやさしい公園を目指し機能の拡充を進めているが、県営都市公園の魅力向上に向け、どのようにニーズを把握し、公園づくりに取り組むのか。 |
| 答 |
昨年「ぬくもりあふれる公園プロジェクト」を立ち上げ、バリアフリー化やトイレの洋式化等を重点的に進めている。大渕池公園では、奈良スーパーアプリを用いたWebアンケートにより、体育館への空調設置等のニーズを把握している。今後も、県民の声に耳を傾け、誰もが安心して利用できる公園づくりを進めていく。 |
他の質問項目
■ツキノワグマ対策について
■部活動の地域移行について
■けいはんな学研都市と連携した産業政策について
■なにわ筋線開業後の県広域ネットワークについて
質問・答弁の全文は
代表質問・一般質問とその答弁を掲載した会議録を、次の定例会開会までに奈良県議会ホームページに掲載します。
紀伊半島三県議会交流会議要望活動を実施
9月1日に行った第19回紀伊半島三県議会交流会議において、紀伊半島アンカールートの整備促進や、紀伊半島地域における獣害被害について、三県議会が連携して、国に要望していくことで合意したことから、11月10日、環境省、農林水産省及び国土交通省に対し、三県議会合同の要望書を提出しました。
本県からは田中議長が参加し、今後も引き続いての支援をお願いしました。
議場コンサートの来場者募集
14回目となる議場コンサートを2月定例会の開会日に開催します。今回は、郡山シティー・シャープサウンズによる演奏をお楽しみいただきます。議場コンサートに是非お越しください。
| 日時 |
2月24日(火)
12時30分~13時(開場12時) |
| 会場 |
奈良県議会
議場(議会棟) |
| 申込期限 |
2月6日(金)締切(必着) |
| 募集人員 |
120名程度(車いすスペースは4名まで)
(応募者多数の場合は抽選) |
| 申込先 |
〒630-8501 奈良市登大路町30
奈良県議会事務局 議場コンサート係
☎0742-27-8950 |
| 申込方法 |
往復はがき又は奈良スーパーアプリ(アカウント登録が必要です)から、1組1回限りで2名まで申し込みいただけます。参加者全員のお名前(ふりがな)と代表者の住所・電話番号、車いす利用の方はその旨を明記してください。
※記載事項に不備がある場合は、申込無効とさせていただきます。 |
詳細は、奈良県議会ホームページ
https://www.pref.nara.jp/30618.htmを参照ください。
議会の様子をテレビやインターネットで視聴できます
◉奈良テレビでは、本会議の代表・一般質問を生中継しています。
◉インターネットでは、本会議の全日程や委員会の審議の様子をライブ配信するとともに、録画配信も行っています。
県議会では、公職選挙法を遵守し、虚礼廃止の実をあげるため、選挙区内の香典を一切行わないことで申し合わせています。