奈良県水道局では、安全でよりおいしく、安心して飲める水道水をつくるため、桜井浄水場において高度浄水施設の建設工事を実施していましたが無事完了し、平成21年7月に稼働しました。 高度処理は、従来の浄水過程に生物接触ろ過を加えたものです。
生物接触ろ過とは、石炭のうち最も炭化度の進んだ無煙炭(通称:アンスラサイト)を敷き詰め微生物を繁殖させることにより、河川等でみられるような自然の浄化作用を利用して水をきれいにする方法です。 生物接触ろ過施設を導入することにより、マンガンやアンモニア性窒素の除去、トリハロメタンやカビ臭物質の低減が期待できます。
構造 : RC造
池数 : 8池(内1池は予備)
ろ過面積 : 576m2(7池×82.3m2/池)
床面積 : 309m2(生物接触ろ過池上部に建設)
生物接触ろ過洗浄水槽
構造 : PC造
池容量 : 880m3
生物接触ろ過排水池
池容量 : 840m3
全体平面図
1.生物接触ろ過池、 生物処理棟(写真中央建築物)
2.生物接触ろ過排水池
3.生物接触ろ過洗浄水槽 (写真右側)