特性と品種
ニンニクは全国で栽培されており、品種もその地域の気候に合った在来種(昔から栽培されている品種)がいろいろとあります。品種名には、壱州早生、遠州極早生、佐賀大ニンニク、北海道在来などの地名地域名のつけられたものが多くあります。その他にも無臭ニンニクやジャンボニンニクなどもあります。
地域にあった品種を選ぶことが大切です。 |
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鱗片をばらします。 |
つくる場所
土の種類はあまり選びませんが、粘質土壌が適しているといわれています。乾きやすい土は良いもの ができにくいので、堆肥などの有機物を多く入れてください。
畑の準備(1平方m当たり)
元肥として、堆肥2kg、苦土石灰100g、ヨウリン60g、化成肥料150gを施します。
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植え付け
植え付けの時期は9月中旬~10月上旬で、種として使うのは、普通のニンニクのりん片です。一般的に大きいりん片を使った方が大きな球ができやすいです。植え付けの深さは、3~5cmとし、芽の出る方を上にして植えます。
株間は10cmで、植え付け本数を多くすると小球だが多くとれ、荒く植えると大きい球ができ ます。
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わき芽が出てきたらとります。 |
追肥(1平方m当たり)
春に芽が出てから、4月上旬と下旬の2回、化成肥料を20g程度追肥します。
収穫(貯蔵を含む)
目安として、葉全体の1/3~1/2が黄変したら収穫できます。収穫が遅れると土の中で割れることがあるので、注意してください。所蔵する場合は、10株づつくらいに束ね、風通しの良い軒下などに吊るして、1ヶ月ほど乾燥させます。
病害虫の防ぎ方
葉がれ病、さび病、タマネギバエ、ダニなどが発生しますで初期防除に努めてください。
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