1 緊急時の早期発見
2 連続監視・遠方監視
3 事故原因の究明のための
自動サンプリング |
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水質汚染事故は予測できない!
近年、水質汚染事故による有害物質の水域への流出が懸念されています。
しかし、あらゆる有害物質を24時間水質検査し、監視することは困難です。
そこで水道原水を導いた水槽で魚を飼い、その挙動から水質異常の有無を感知する
水質監視装置を導入しています。
突発的に発生する水質汚染に対して早期発見が可能になり、異常が発生すれば速やかに対応できるシステムです。
奈良県水道局ではいつでも安心して水道水を使用できるように最善の努力を行って
います。
魚がロをパクパクさせたりエラを動かしたり、あるいは泳いだりした時に魚体に電位
が発生します。本装置では、水槽内に取り付けたセンサーにより魚の活動時に起こる
電位(活動電位)を検出し、活動量を測定します。
この活動量が前もって決めた平常時の上限値を超えた時、魚が毒物により異常な
状態であるものと判断して通報する予報(プレアラーム)と、活動量がゼロになった時、魚が致死したと判断してアラームを発信する魚類水質監視装置です。
また水質異常時の水を採取するための自動サンプリング装置が付いています。
監視用魚類(タナゴ)
成魚で4cm程度。
水質異常に対する反応はコイ、フナより敏感で
監視用魚類として適している。 |