公共交通は、保健、医療、福祉、教育、観光、産業などの諸活動にとって必要不可欠です。
しかし、県内の公共交通(鉄道、バス等)の利用者は年々減少しています。これはマイカーの普及という原因もありますが、これに加え、若者や働き盛りの世代が外出する機会そのものが減っていることが明らかになるなど、複数の原因がからんでいると考えられます。
一方、公共交通への行政からの補助金は年々膨れあがっており、現行の交通サービスの全てを補助金で維持し続けることは困難になってきています。
公共交通は、近年地球温暖化や環境問題が深刻化する中、環境にやさしい交通手段として見直されています。また、公共交通の利用によって、歩行機会が増えることによる健康増進効果や、住民同士の対話・コミュニケーションの場を確保する効果も期待されています。
利用者が不在のままでは、公共交通を維持し続けることはできません。
県内の公共交通網をこれからも維持・存続していくために、これまで以上に積極的に公共交通を利用しましょう。