平成22年度 第1回 審議会結果

奈良県自然環境保全審議会自然保護部会(平成23年2月9日開催)
               議 事 概 要

●会議の成立について
・8名中7名出席、奈良県自然環境保全審議会運営要綱第4条第4項の規定に
 より会議は有効に成立

●新任委員の紹介
・県議会厚生委員長森山委員を紹介

●説明補助者の紹介
・県からの委託で本年度、保護管理事業計画の策定に携わった近畿大学農学部
 環境管理学科北川講師を紹介

●会議の公開・非公開の取り扱いについて
・「奈良県自然環境保全審議会の会議の公開等の取り扱い」で原則公開と規定
 されているが、「ニッポンバラタナゴ保護推進指針」で生息地情報は保護上非
 公開とされており、本会議は生息地情報に触れることから非公開とすることを、
 事務局から提案する。
・部会として本諮問案件を、非公開とすることで特に異議なし。

●議事:議事進行=相馬部会長(運営要綱第4条第3項の規定による)
(1) 会議録署名人の指名
  部会長より、部会長職務代理者の北口委員を指名

(2) 諮問案件:特定希少野生動植物ニッポンバラタナゴ保護管理事業計画の策
  定について
 知事より奈良県自然環境保全審議会に諮問され、運営要綱第5条の規定によ
り、直ちに当自然保護部会に付議された案件「特定希少野生動植物ニッポンバ
ラタナゴ保護管理事業計画の策定について」について審議
 保護管理事業計画の当面の目標について、生息池の環境改善の3年計画をも
っと集中して短くできないか、また、その環境改善に数値目標を設定・評価し、加
えて順応的に変更しやすい計画にできないか、などの意見があったが、急激な環
境変化に対する懸念や予算上の制約で集中投資が困難とのことで、原案どおり
特に異議はない旨答申することで了承される。
 また、委員意見として、今後、生息環境整備は、歴史的文化的景観保護や観光
面にも関連しているので、横断的に進めるよう要望があった。

(3) その他
 「生物多様性なら戦略(仮称)」について
 生物多様性なら戦略(仮称)の策定に関する概略説明。今後、自然保護部会の
所掌事務に生物多様性地域戦略に関することを追加し、審議いただくことを依頼
する。
 委員からは、既策定や策定中である他府県の事例を参考にしながら、奈良県独
自の課題等も反映し、地域戦略を策定するよう意見があった。

●閉会



答申