奈良印良品

 

革新的な技術で世界にないモノをつくります


エンジニアの皆さん。ここから世界にないモノが生まれます。

どのような製品をつくっている会社なんですか?
 皆さんもお持ちのスマートフォンやタブレット端末などに使われている液晶パネルやタッチパネルを製造するための装置をつくっています。これらのパネルをつくるうえで必要となる、ガラスなどを「磨く」「洗う」「貼る」「貼り合わせる」といった作業を行う装置です。

独自に開発された技術・装置があるとききましたが?
 液晶パネル用の回転式研磨・洗浄装置を業界初で開発したほか、最近では、大気中でガラスを貼り合わせる「大気BEND(ベンド)方式」という独自の技術を利用した装置を開発しました。当社の装置を使用すると、良品率、いわゆる歩留まりが非常に高く、効率的な生産が可能となります。

ガラス貼合せ装置。パネルとの間に気泡や異物を混入させません。

奈良県で起業された理由は何ですか?
 この会社を立ち上げた時に、仲間の多くが奈良県の南部地域に住んでいたというのが大きな理由です。
 私たちの会社は、世界を相手にしているので、実は会社の所在地はほとんど関係ないんです。それなら、住み慣れた地元で起業しようということで、奈良県で会社を設立しました。

仕事をするうえで、大切にしていることは何ですか?
 この会社では、社員一人ひとりの「自主・自立」を大切にしています。
 この会社を設立する大きなきっかけとなったのが「会社の歯車じゃつまらない」という私の想いだったので、社員たちにも会社の歯車にならず、それぞれが自分の頭で考えて行動してもらいたいと考えています。

吹き抜けで広々とした本社オフィス。社長自ら設計したという。


採用について教えてください。
 今年から、初めて新卒の採用を予定しています。少数精鋭の会社なので、採用後3~5年で、メイン担当になってもらおうと思っています。世界を相手に自己実現をしたいと考えている人には、とてもやりがいがある会社なので、ぜひチャレンジしてもらいたいですね。

今後の目標を教えてください。
 今までの、液晶パネルの貼り合わせの技術を高めラミネート業界の業界標準になることはもちろん、それだけでなく、私たちが持つ、積層の技術で、他の分野でも世界にないモノをつくり社会に貢献します。

株式会社 FUK(エフユーケー)

「自分の足で立って世界にないモノをつくりたい」と語る代表取締役社長 植村 光生(みつお)さん

タッチパネル製造装置・液晶パネル製造装置などのプロセス技術を開発する装置メーカー。新技術が認められ、近畿経済産業局が「KANSAIモノ作り元気企業100選」や「関西ものづくり新撰」に選定。設立から10年、現在は、世界の大手パネル/材料メーカーから注目され、視察のため、海外から多くの技術者が訪れています。

所 御所市室1186-12
TEL 0745‐63‐0101
FAX 0745‐63‐0023

 

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