特別天然記念物オオサンショウウオ
オオサンショウウオについて
オオサンショウウオは日本固有の両生類で、大きなものでは全長が1.5mにもなります。その姿は、約3千万年前からほとんど変化していないため“生きた化石”として学術的にも貴重な動物です。 昭和27年には「天然記念物のうち世界的に又国家的に価値が高いもの」として、国の特別天然記念物に指定されました。
特別天然記念物オオサンショウウオは“地域を定めない指定”であるため、日本国内のどこにいる個体でも、全て保護の対象になります。したがって、文化庁の許可を受けずに、オオサンショウウオに触れたり、捕まえて飼育したりすると法律で罰せられます。オオサンショウウオを発見した時は、触ったり、捕まえたりせずに奈良県文化財保存課へご連絡ください。
「特別天然記念物オオサンショウウオについて(小学校高学年向け説明資料」(pdf225KB)
オオサンショウウオ保護の取り組みについて
奈良県では、平成24年3月に三重県と共同で「特別天然記念物オオサンショウウオ保護管理指針」を策定し、オオサンショウウオの保護に努めています。
「特別天然記念物オオサンショウウオ保護管理指針2012」
表紙・裏表紙(pdf 269KB)
本文(pdf 3893KB)
オオサンショウウオが生息する可能性のある河川において工事等を行う場合には、この指針に基づいて保護対策を講じる必要があります。奈良県下で指針の対象範囲となる宇陀市、曽爾村、御杖村において河川工事等を行う場合は、事前に現状変更の届が必要になる場合がありますので、当課へご連絡ください。
■お問い合わせ・連絡先■
埋蔵文化財・記念物係
(TEL:0742-27-9866)