第5回 あしたのなら表彰式
「第5回 あしたのなら表彰」は、3名(個人2名、団体1件)の方が受賞されました。受賞者は各自の活動内容について、写真などを交えながら発表されました。
※あしたのなら表彰は、特定の分野や年齢、経験年数にとらわれず、奈良のPRや魅力向上に寄与する活動や、県民に元気や感動を与える活動を行っている個人または団体を表彰するものです。
大石 元(おおいし はじめ)さん
大石さんは、専門的な見地からがん検診の精度管理についての検討を行う「奈良県生活習慣病等管理指導者協議会」の胃がん部長や、「奈良県がん予防対策推進委員会」の委員長を歴任。市町村、検診機関に対し、検診の実施方法や精度管理のあり方などについて適切な指導を行うなど、長年にわたり、県内のがん検診受診率の向上と精度管理に貢献されています。
発表中にも「がん検診を受診して下さい。早期発見できれば治すことができます」と参加者に訴えていらっしゃいました。
片岡 嘉夫(かたおか よしお)さん
片岡さんは、三宅ボランティアガイドの会・会長として、地域の魅力向上に寄与されています。三宅町の花であり、万葉集にも歌われた花「あざさ」を増やす活動に積極的に取り組まれ、万葉集で「あざさ」が恋の歌・家族愛の歌に詠まれていたことに因み、全国に三宅町を「歴史と愛の町」として情報発信されるなど、新たな魅力の発掘・発信にも取り組まれています。
また、発表後に三宅ボランティアガイドの会の皆さんから朗唱と舞の披露がありました。
日本防災士会奈良県支部支部長 植村 信吉(うえむら しんきち)さん
日本防災士会奈良県支部は、県内の300人近い防災士を会員とする防災ボランティア団体。県・市町村・地域の自主防災組織などからの要請により、様々な災害を想定した避難訓練や避難所開設、防災訓練の支援活動を行っておられます。災害の復旧・復興支援活動も積極的に続けられ、県内各地での防災・減災について、指導的役割を果たされています。
発表では、「大災害時は自分たちの命は自分たちで守る、避難所の運営も自分たちでおこなうことが一番大事であるということを伝えていきたい。」とおっしゃっていました。
続いて、荒井知事より表彰状と記念のメダルが授与されました。
左から、植村さん、片岡さん、荒井知事、大石さん(クリックで画像拡大)