第6回 あしたのなら表彰式
「第6回 あしたのなら表彰」は、5名(個人3名、団体2組)の方が受賞されました。受賞者は各自の活動内容について、写真などを交えながら発表されました。
※あしたのなら表彰は、特定の分野や年齢、経験年数にとらわれず、奈良のPRや魅力向上に寄与する活動や、県民に元気や感動を与える活動を行っている個人または団体を表彰するものです。
島岡 將(しまおか すすむ)さん
島岡さんは、特定非営利活動法人コミュニケーション研究センター理事長として、リカレント教育機関「コミュニティ・カレッジ知の森」を運営し、県中和地区における生涯教育の推進に積極的に取り組んでおられます。
また、地域住民と海外からの留学生との交流の場を設けるなど、地域教育活動によるまちづくりにも寄与されています。
法人設立の経緯や、活動の成果などを発表いただきました。
寺岡 稔(てらおか みのる)さん
寺岡さんは、健康長寿とまちおこしを目的として、奈良県還暦軟式野球連盟の設立に尽力され、県内での還暦軟式野球の普及活動に取り組んでおられます。平成25年からは、宇陀市を“還暦野球の町”と宣言し全国大会を開催するなど、還暦野球による地域活性化にも貢献されています。
還暦野球との出会いから、団体設立、大会開催までの道のりを紹介いただき、「おじいちゃんの甲子園」の開催、世界大会の開催など、今後の計画も語っていただきました。
遊亀 敏明(ゆうき としあき)さん
遊亀さんは、平成14年から現在に至るまで約13年の長きにわたり、居住地域のみならず周辺を含む上牧町北部地域の清掃活動のほか、除草や資源ごみ集積所の分別整理など、地域の美化清掃活動に尽力されています。活動は、地域の美化意識の醸成と犯罪抑止にもつながっており、住民から感謝の声があがっています。
発表では、毎朝5時半から行う美化活動の内容を紹介いただき、様々な拾得物があることなど、こぼれ話も披露いただきました。
NALC奈良拠点 代表 梶山 輝昭(かじやま てるあき)さん
NALC(ナルク)奈良拠点は、県内700名以上の会員を擁するボランティア団体。
シニア会員相互の家事預託活動支援を核に、介護予防のための各種サークル活動で情報交換を行いながら、高齢者施設での介助・傾聴ボランティア、児童施設等での子育て支援、飛鳥川源流の清掃活動など、地域に密着したきめ細かな奉仕活動で、だれもが暮らしやすい奈良の実現に貢献されています。
発表では、多岐にわたる団体の活動、平成28年4月開催の「第16回全国菜の花サミットinやまと」への支援などを紹介いただきました。
緑友会 会長 柴田 宗明(しばた むねあき)さん
緑友会は、奈良県立高等技術専門校造園技術科の卒業生により設立された団体で、現在会員数は260名。歴史ある奈良の景観保全に貢献することを目的に、ボランティアで公共施設等の剪定及び公園の花植えなどを行うほか、平成25年からは、管理放棄された農園の再生、里地里山の景観形成にも取り組んでおられます。
発表では、会の設立経緯や活動理念、活動内容を説明いただき、西ノ京での里地里山づくりでは、保育園児を招待しての芋ほり会などのイベント活動も紹介いただきました。
続いて、奥田副知事より表彰状と記念のメダルが授与されました。
左から、柴田さん、梶山さん、遊亀さん、奥田副知事、寺岡さん、島岡さん