ふるさと奈良への便り

　4歳から兄の影響でラグビーを始めました。大学卒業まで天理でラグビーを学ばせて頂きましたが、指導者にも恵まれ、かけがえのない仲間と共に成長することができ、全国大学選手権大会で初の決勝戦まで進むことが出来ました。結果は惜しくも準優勝でしたが、天理ラグビーに新しい歴史を残せたことは今でも誇りに思っています。
　2012年には、株式会社クボタでプレーすることとなり、苦しい年もありましたが会社のサポートや家族や仲間に支えられて、日本代表に選出されたときはすごく嬉しかったです。昨年のワールドカップ初戦の南アフリカ戦で、歴史的勝利を収めることが出来たのですが、奇跡や偶然ではなく、代表チームが4年間ハードワークしてきた必然の勝利だったと思います。目標であるベスト8にはあと一歩で届かなかったですが、帰国後、ラグビーを取り巻く環境が変わり、メディアなどにも多く取り上げられ、嬉しい反面、ブームで終わらないようにしていくことが大事だと思っています。
　2019年には、日本でワールドカップが開催されます。昨年の結果は素晴らしいスタートになったと思うので、これからの4年間、しっかり準備をして、また代表としてプレーする姿を、ふるさと・奈良のみなさまに見ていただきたいと思います。