「やりたいことを全部やって、いっぱい笑って楽しく生きる」がモットーです。
魅力発掘フォトグラファー 栗本 恵里さん
(奈良市在住)
-フォトグラファーとして活動されるきっかけは何かありましたか。-
子どもの写真をずっと撮っていましたが、最初は決してうまくありませんでした。
ある日、友人が一眼レフを買い、撮った写真をプレゼントしてくれました。それが同じ場所で撮ったとは思えないぐらい素敵な写真で、私も、子どもが1歳になる時、デジタル一眼レフを買いました。
その後、どんどん写真にのめりこんでいき、ブログに写真をアップすると、周りの人も、私が写真に興味があるということを認識して、写真を撮ることを頼まれる機会が増えていきました。
-今までを振り返って、転機となることが二つあったそうですね。-
一つは、小学校4年生の頃です。私は、自分の手が嫌いでした。
でも、きれいな手の友達が、私の手を指が長くてきれいだと言ってくれました。
その友達は、自分の手が好きではないというので、びっくりしました。
同じ手でも、見るポイントや評価は人によって違うのだなと思いました。
もう一つは、高校生の頃です。足に腫瘍ができ、入院することになりました。不幸のどん底だと思いましたが、大きな病院に入院したら、いろんな複雑な病気の人がいました。それでも前向きに治療している方々を見ると、不幸のどん底だと思った自分が恥ずかしくなりました。
私自身の状態は何も変わっていないのに、学校から病院という目の向け方、病気の人に対する感じ方などで思うことが全然違う。
そこで、物事をどう捉えるかは、結局自分次第だということに気づきました。
-この二つの転機は今に通じることがあるのですね。-
はい。写真を通しても、人は見ているところが全然違うと感じます。同じ景色を見ているようでも、焦点の合わせ方が違います。そこに、正解はありません。
自分がどう感じたかを当たり前に素直に出し、自由に表現できる世界であればいいなと思います。
栗本さんから女性へのチャレンジメッセージ
今日という日は、この先の人生で一番若い日で、今までで一番経験豊富な日でもあります。
何かやるのに遅いと言うことはありません。後悔しないためにも、自分がやりたいかやりたくないかという基準で動き、やりたいと思ったことは何でもチャレンジして欲しいと思います。