■レッドデータブック2016改訂版 評価選定
1) 対象範囲 (*改訂版で新たに追加された分類群)
哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、魚類、昆虫類、その他無脊椎動物*(陸産貝類、淡水産貝類、甲殻類、クモ類、ザトウムシ類、貧毛類等)、植物(維管束植物・植物群落)、蘚苔類*
2) カテゴリーの概要
●希少性を観点に設定したカテゴリー(環境省カテゴリーに準じて設定)
絶滅種:すでに絶滅したと考えられる種
野生絶滅種:飼育・栽培下でのみ生育している種
絶滅寸前種:絶滅の危機に瀕している種
絶滅危惧種:絶滅の危険が増大している種
希少種:存続基盤が脆弱な種
情報不足種:評価するだけの情報が不足している種
●奈良県独自のカテゴリー
注目種:奈良県において生物多様性の保全上注目される種
郷土種:県民が大切にしている、もしくは大切にしたい種
●奈良県を代表する植物群落
●ホットスポット(生物多様性保全上注目される地域)
3) 評価選定結果
希少性の観点から選定された種は、脊椎動物、昆虫類、その他無脊椎動物、植物、蘚苔類合わせて1,535種になる。対象分類群が増加したため単純な比較はできないが、初版の選定より420種上回った。また、県内で確認された全体の種数のうち、希少な動植物はおよそ13.6%にあたる。 その他、奈良県を代表する植物群落は31群落が、ホットスポットは15カ所が選定された。