たい肥が含む窒素・リン酸・カリ量の試算について
施用1年目に分解するたい肥中の窒素は、牛ふん・豚ぷんたい肥で10~40%、鶏ふん堆肥で20~60%と考えられています(同じ畜種のたい肥でも窒素含有率が高いほど窒素分解率は高い)。すなわち窒素1%の牛ふん堆肥1トンが含む窒素は10kgですが、1年目に植物が利用できる窒素は1~4kg程度ということになります。リン酸とカリは、どの畜種のたい肥も80~90%が1年目に利用でき、肥効は速効性です。
よって連年施用する場合は、2年目以降は2~3割減らしましょう。
また、リン酸・カリの過剰供給に注意が必要です。土壌分析をして、施用量を調節しましょう。
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