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奈良県の仕事 |
様々な知識や経験を持った職員が、県民の生活や会社の活動に関するいろいろな仕事をしています。
ここでは、知事部局の主な仕事を紹介します。
●いろんな分野の新しい仕事のやり方を考えたり、仕事をする上でのきまりを作ったり、税金などの使い道に関する計画や代金の支払いなどをする仕事をしています。また、個人や会社のしようとすることがいろいろなきまりに違反せず、認められるかどうかを決めたり、仕事で使う土地を用意したり、税金を集めたりする仕事をしています。
●県民の生活を良くしたり、会社の商売をしやすくしたり、県内のよいところや県内でつくられた品物を県外に宣伝する仕事をはじめ、様々な仕事をしています。観光を盛んにする仕事を例に紹介すると、県内にホテルを建てるよう働きかけることや、奈良市にある奈良県コンベンションセンターで大きな国際会議などが開かれるようにすることなどとともに、東京にある「奈良まほろば館」で、奈良のことを東京周辺の人々にも伝える仕事をしています。
●道路や川をよくする仕事をしています。道路を広げたり、新しい道路をつくって、車や自転車、人がスムーズに通ることができるようにします。でこぼこになった道や古くなった橋、トンネルを直します。川から水が溢れて、家が浸水することのないよう、川を大きくしたり、降った雨をためる場所をつくっています。農業では、農地を耕しやすい形に整えたり、農地に水を運んでくるようにしたり、ため池を修理しています。そのほか、農村に住んだり、訪れたりする人を増やし、農村を元気にする仕事などがあります。
●効率的な土地の使い方や住宅について考えたり、市町村などが行うまちづくりを応援したり、県が作った住宅を提供する仕事をしています。また、県内で建物を建てることを認めたり、県が自ら建物を作ったり、安全に利用できるようにする仕事をしています。
●きれいな花や大きな遊具スポーツ施設があって、みんなが楽しく過ごせる公園を作り、守り、良くする仕事をしています。この仕事は、「造園」と呼ばれていて、植物や土、地形のことをよく知っている人が行います。緑を育てて、より良いまちづくりを行うことが目標です。楽しいイベントをしたり、昔のことを学べるようにするなど、公園にたくさんの人に来てもらう工夫もしています。
●使い終わった水をきれいにして自然に戻したりするための下水道や、楽しく快適に過ごせる県立学校や文化会館などの建物を作ったり、作ったものがきちんと働いているか点検して安全に保つ仕事をしています。
●みんなの仕事や生活をもっと便利にするために、スマートフォンで情報を発信したり、インターネットを使って、いろいろな申し込みができるように考えたりしています。さらに、県内の会社からものづくりのための相談を受けたり、様々な研究を通して良いものづくりにつながる仕事をしています。
●川の水や空気などの汚れを調査し、きれいにする仕事をしています。また、水道水の水質を確認するほか、会社と一緒になって商品を開発するなどの仕事をしています。
●奈良県は、県の約8割が森林です。奈良県の森林を守り育てていくための新しい仕組みづくりに取り組んでいます。また、木を育て、木材を使う仕事を応援したり、山崩れを防ぐための工事や山林に道をつける工事を行ったりしています。
●奈良県の食べ物がひろく食べられるようになったり、農業が盛んになる方法を考えて、取り組んだり、県内でつくられた農産物がもっと売れるようにする仕事をしています。また、農産物を栽培する技術を伝えたり、農業をする人を育てたり、農地がうまく使われるようにするとともに、新しい品種や栽培の仕方を研究したり、病虫害や鳥獣害を防止する仕事をしています。
●家畜の病気の診断や予防をしたり、能力の高い家畜を増やしたり、県内で作られた畜産品がたくさん売れるようにする仕事をしています。また、家畜が食肉として安全かどうか検査したり、犬や猫などペットの飼い主へ、最後まで愛情と責任を持って飼い続けられるよう動物にあった飼い方を広めるなど、人と、人に関わる動物のいのちや生活を守る仕事をしています。
●薬をつくる工場や薬を販売する店、レストランやスーパーマーケット、散髪屋や旅館などの営業を認めたり、違反がないかを見て廻ったりしています。また、薬や食べ物を検査して安全を確認しています。そのほか、奈良で作られた漢方薬を多くの人に知ってもらうための仕事もしています。
●地域の方々が健康に暮らすことができるように、病気の予防や健康づくりを進める仕事をしています。日本一健康で長生きな県になるため、バランスのとれた食生活をする・運動する・健診を受けるといった健康的な生活習慣を広めたり、健康に関心のうすい方でも地域で生活しながら健康になれるような環境づくりを進めています。
●治療が難しい病気や心の病気の方の困りごとを聞いて、必要な手助けをしたり、感染症の予防や感染が広がらないようなはたらきかけも行っています。また、病気になったり介護が必要になっても、できる限り住み慣れた地域で生活していけるように、関係するさまざまな人達と協力しながら、必要なサービスを考えたり手助けをする仕組みづくりを進めています。
●こどもへの虐待（暴力や暴言）からこどもを守ったり、子育てに関する相談などの仕事をしています。
●いろいろな理由から家庭で暮らすことができないこどもが生活する児童福祉施設で、保護者に代わり、こどもたちが大人になって自分で生活できる力をつけるために必要なことを教え、手助けする仕事を行っています。
県では、ここまで紹介した知事部局の仕事のほかに、教育委員会などの委員会や水道局、警察、県議会の仕事もしています。