件名 |
「庁中漫録」続刊の要望 |
みなさまから寄せられた
ご意見
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奈良県立図書情報館の事業『庁中漫録』翻刻・刊行が巻22以降、未定となっていますが、この刊行・デジタル公開等の事業は、多くの研究にとって大変有益です。
研究業界にあっては世間の風潮を受けて「デジタル化」が推進されておりますが、一方でデジタル資料は検索しなければヒットしません。すなわち、「知りたい人」しかアクセスできません。これは、研究業界を先細りにする第一歩であり、この状況を危惧しています。デジタル化は、他方で書籍の刊行と同時進行することが不可欠です。
デジタル化して終わり、ではなく、是非書籍の刊行と輻輳して情報を開放してください。
日本史・日本文化を探る上であらゆる資料、特に『庁中漫録』が、読みやすい形で提供されることを望んでやみません。
奈良県立図書情報館の翻刻事業は、次世代に史料をつなぐための最も大切な営為と考えるので、『庁中漫録』刊行事業推進をご検討いただけると幸甚です。
受付年月日:2024年5月16日
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回答 |
「庁中漫録」につきましては、奈良県に関する史料を編纂する当館の取り組みの一環として、所蔵している78巻のうち地誌の部分(21巻分)を翻刻・刊行することとし、3年前に完了いたしました。その後目次編を刊行し、現在は索引編の刊行に向けて編集作業をしているところです。今後の史料編纂につきましては、当館所蔵史料全体から選定いたしますが、「庁中漫録」の残りの巻も選定対象です。
いただいたご意見も踏まえ、引き続き冊子として刊行できるよう検討してまいります。
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担当課 |
地域創造部 文化振興課
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件名
「『庁中漫録』続刊の要望」
みなさまから寄せられたご意見
奈良県立図書情報館の事業『庁中漫録』翻刻・刊行が巻22以降、未定となっていますが、この刊行・デジタル公開等の事業は、多くの研究にとって大変有益です。
研究業界にあっては世間の風潮を受けて「デジタル化」が推進されておりますが、一方でデジタル資料は検索しなければヒットしません。すなわち、「知りたい人」しかアクセスできません。これは、研究業界を先細りにする第一歩であり、この状況を危惧しています。デジタル化は、他方で書籍の刊行と同時進行することが不可欠です。
デジタル化して終わり、ではなく、是非書籍の刊行と輻輳して情報を開放してください。
日本史・日本文化を探る上であらゆる資料、特に『庁中漫録』が、読みやすい形で提供されることを望んでやみません。
奈良県立図書情報館の翻刻事業は、次世代に史料をつなぐための最も大切な営為と考えるので、『庁中漫録』刊行事業推進をご検討いただけると幸甚です。
受付年月日:2024年5月16日
回答
「庁中漫録」につきましては、奈良県に関する史料を編纂する当館の取り組みの一環として、所蔵している78巻のうち地誌の部分(21巻分)を翻刻・刊行することとし、3年前に完了いたしました。その後目次編を刊行し、現在は索引編の刊行に向けて編集作業をしているところです。今後の史料編纂につきましては、当館所蔵史料全体から選定いたしますが、「庁中漫録」の残りの巻も選定対象です。
いただいたご意見も踏まえ、引き続き冊子として刊行できるよう検討してまいります。
担当課
地域創造部 文化振興課