夏の部活動

件名
「夏の部活動」

みなさまから寄せられたご意見
　わが子が通う中学校では、今日の午前10時に屋外で部活動中の生徒が熱中症で救急車により搬送されました。
　熱中症警戒アラートが発令されており、午前中でも外に出るのもためらわれるほどの暑さでした。
　母である私は心配でも、子どもは、暑いくらいで誰も休まない、大丈夫だといいます。
　試合の時は、自転車で30分もかかる場所まで子どもだけ（個人）で行くそうです。
　暑い中試合をした帰りの道中、熱中症で倒れても、誰にも助けてもらえない可能性があります。部活動は、顧問の先生の考え方次第で、子どもたちが命の危険にさらされます。
　大人がやめる判断をしない限り、子どもは無理をしてでもがんばろうとします。
　体育の授業は暑さで中止されることがあるのに、なぜ、部活動は特別扱いなのでしょうか。
　私は命の危険を冒してまで、部活動を続けてほしいとは思いませんが、部活動を楽しみに中学校に入学した子どもに、暑いから辞めろとも言えません。
　三重県教育委員会では昨年、暑さ指数が31以上の場合は、運動を原則ではなく中止することが徹底されたそうで、もちろん、部活動も例外ではありません。
　部活動をする子どもが危険な目にあわないよう、また、その親が無事の帰りを祈るようなことのないよう、夏の部活動のあり方について、県としてしっかりとした対策をしてほしいと思います。
受付年月日:2024年7月22日

回答
　奈良県教育委員会では令和4年7月に「奈良県　学校における熱中症対策ガイドライン」を策定し、「熱中症は、予防法を知っていれば防ぐことができる」の考えを基に、学校における熱中症への対策や、これに基づき全教職員が適切に対応できる体制づくりを指示しています。いただいたご意見も参考に、熱中症対策に関する取組を一層推進していきたいと思います。
　また、当該中学校を所管する市町村教育委員会に対しても情報提供及び対応について依頼いたします。

担当課
教育委員会事務局　体育健康課