木造聖徳太子立像(所在:国源寺) もくぞうしょうとくたいしりゅうぞう
記入年月日 2017/03/22
- 所在地
- 奈良県橿原市大久保町405
- 区分
- 彫刻 | 神像・仏像
- 指定内容
- 県指定有形文化財
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- 歴史文化資源の概要
- 上半身を裸形として合掌する幼児の時の姿を象った、「南無仏太子像」と呼ばれるものです。頭部内の墨書によって、1302年(正安4)に制作されたと考えられています。 南無仏太子像のうち、制作年代の明らかなもので最古のものは、アメリカ・ボストン博物館所蔵の1292年(正応5)銘の像が知られていますが、我国に現存するものの中では本像が最古のものです。 一般の太子像より一回り大きく、体躯はふっくらと肉付けされ、幼児の柔らかい肌の感じがよく表出されています。袴の襞(ひだ)も形式化されずによく表現されています。当代の
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 仏教の興隆に絶大な力を注いだ聖徳太子は、その死後も和国の教主と崇敬され、橿原市に在する人々の精神的支柱でした。聖徳太子像やゆかりの寺院、伝承は聖徳太子の教えに出会える場所として本市にとって貴重な歴史資源です。
- 問い合わせ先
- 橿原市 生涯学習部 文化財課
- 電話番号
- 0744-47-1315
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