香芝市尼寺廃寺跡史跡公園、学習館 かしばしにんじはいじあとしせきこうえん、がくしゅうかん
記入年月日 2017/03/22
- 所在地
- 奈良県香芝市尼寺2丁目
- 区分
- 遺跡 | 社寺跡又は旧境内
- 指定内容
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 尼寺廃寺跡は、飛鳥時代後半に創建された寺院跡です。太子道(磯長ルート)沿いに所在し、道を意識した東向きの法隆寺式伽藍配置であったことがわかりました。なかでも塔跡で検出された心柱を据える心礎は約3.8メートル四方の巨石であり、日本最大級です。その心礎からは耳環や水晶玉、ガラス玉などの舎利荘厳具(市指定文化財)が出土し、全国で初めて塔基壇の構築過程が判明するなど、貴重な遺跡です。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 尼寺廃寺塔跡の発掘調査では、国内最大級の塔心礎や舎利荘厳具が出土し、全国で初めて塔基壇の構築過程が判明しました。飛鳥時代の寺院跡を研究するうえで、きわめて貴重な遺跡です。
- 問い合わせ先
- 香芝市二上山博物館
- 電話番号
- 0745-77-1700
掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。