出会う 奈良県歴史文化資源データベース

法起寺 ほうきじ

記入年月日 2017/03/22

三重塔とコスモス畑
所在地
奈良県生駒郡斑鳩町岡本1873
区分
複合型 | 複数の歴史文化資源を包含する歴史文化資源
指定内容
国宝、重要文化財、国指定史跡

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
 法起寺は、『聖徳太子伝私記』に引用された「法起寺塔露盤銘」によると、推古天皇30年(622年)に聖徳太子が山本宮(岡本宮)を寺に改めるよう山背大兄王に遺言したことにより建立されたとされます。岡本の地に存在していることから岡本寺とも呼ばれ、聖徳太子が推古天皇に法華経を講じた岡本宮の跡であると伝えられています。昭和35年(1960年)から行われた発掘調査の結果、西に金堂、東に三重塔を配置していたことから、法起寺式伽藍配置が確かめられました。三重塔は創建当時から残る建造物で、国宝に指定されています。
 なお、平成5年(1993年)に法隆寺とともに「法隆寺地域の仏教建造物」として日本で最初の世界文化遺産に登録されました。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
 聖徳太子ゆかりの寺院であり、法隆寺、法輪寺とともに「斑鳩三塔」として知られ、斑鳩観光の拠点の一つとなっているためです。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
山背大兄王
当資源と関連する文献史料
『日本書紀』
『日本霊異記』
『聖徳太子伝私記』
当資源と関連する伝承
 推古天皇14年(606年)に聖徳太子が法華経を講説されたことに喜ばれた天皇が当地をあてがい、斑鳩寺の地に組み入れたことから始まったと伝えられています。
他地域の関連する歴史文化資源
法隆寺
問い合わせ先
斑鳩町文化財活用センター
電話番号
0745-70-1200

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