龍田神社 たつたじんじゃ
記入年月日 2017/03/22
- 所在地
- 奈良県生駒郡斑鳩町龍田1丁目5-6
- 区分
- 複合型 | 複数の歴史文化資源を包含する歴史文化資源
- 指定内容
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 龍田神社は、創祀は明らかではありませんが、『聖徳太子伝私記』によると、聖徳太子が法隆寺建立を龍田本宮(三郷町に所在)に祈願し、龍田大明神を法隆寺の守護神として祀ったことから、龍田神社と呼ぶようになったと伝えられています。三郷町の本宮に対して新宮、または新竜田と呼ばれていました。法隆寺とも関係が深く、例祭には法隆寺の僧侶が法会を行っています。
なお、龍田神社の秋の祭礼には、村人たちにより猿楽や田楽が演じられました。これらが能の大和四座の一つである「金剛流」として昇華されたと考えられていて、坂戸座が金剛流の源流であることから、境内には「金剛流発祥の地」の碑が建立されています。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 法隆寺との関わりが深い神社であり、また能の歴史においても重要な場所であるためです。
- 当資源と関連する歴史上の人物とその概要
- 聖徳太子
- 当資源と関連する文献史料
- 『聖徳太子伝私記』
『寺要日記』
『龍田本宮縁起』
- 当資源と関連する伝承
- 推古14年(606年)2月25日に聖徳太子が法隆寺を建てる際に、龍田明神のお告げを受けて法隆寺の場所を決めたことに伴い、法隆寺の守護神として祀ったことが、龍田神社の始まりとされています。
- 他地域の関連する歴史文化資源
- 龍田大社
- 問い合わせ先
- 斑鳩町文化財活用センター
- 電話番号
- 0745-70-1200
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