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白山神社本殿(所在:安倍文殊院) はくさんじんじゃほんでん

記入年月日 2016/06/23

白山神社本殿
所在地
奈良県桜井市阿部645
区分
建造物 | 宗教建築
指定内容
国指定重要文化財

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要

白山神社本殿は文殊院境内東端西向きに鎮座し、重要文化財に指定されています。1間社流造屋根杮葺き、美しい曲線を持ち正面に板扉三口を設けた本殿は、その手法から室町時代末期の造営として知られています。元々は当山の鎮守です。明治の神仏分離の際には、主神の白山菊理姫の代わりに板仏の大日如来を安置しましたが、現在は元の白山菊理姫を主神として祀り、殊に縁結びの神として全国的に知られています。
当山では参拝者が無料で自由に参拝できるよう公開しています。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
安倍文殊院境内の金閣浮御堂には当山が所蔵する「日本書紀(下御門霊社版)上、下」2巻江戸時代・及び「訂正古訓古事記(上、中、下)」3巻江戸時代の写本を公開しています。また、安倍仲麻呂の御尊像もお祀りしています。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
安倍文殊院は奈良時代の「安倍仲麻呂」が出生した寺院として知られています。
安倍仲麻呂公は西暦698年(又は700年)に当山で出生され、現在でも史跡・安倍寺公園(元の安倍寺本堂跡)が古来より「仲麻呂屋敷」と伝承され誕生の地とされています。
安倍文殊院には日本唯一とされる仲麻呂公の御神像が在り、金閣浮御堂で特別公開されています。
問い合わせ先
阿倍文殊院
電話番号
0744-43-0002

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