歴史文化資源の概要

【三浦峠】
三浦口から吊り橋を渡り、民家の間に続く石畳の道へ。茶屋跡、樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた吉村家跡、丁石・石仏などが点在、地元小学生が描いた看板にも心和みます。三十丁の水場で喉を潤し、三浦峠（1,080ｍ）へ。西中までの下りも五輪の塔などの史跡があり、樹林の中の歩きやすい道です。矢倉観音堂を過ぎ西中バス停からは長い車道です。

地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由

熊野参詣道小辺路は、道自体の歴史的・文化的な背景による価値も当然のことながら、地元村民にとっては現在の国道が整備されるまでは、高野山を経て大阪に出たり、熊野へ出るための重要な幹線道でもあり、商人の往来も盛んだったといわれています。
また、山間部に車道が整備されるまでは、通勤・通学路としても利用されるなど生活の一部であり、現在でも、林業に携わる人々が、小辺路を歩いて山の作業場に入ることもあります。

当資源と関連する歴史上の人物とその概要

○別紙「熊野参詣道小辺路」登録シートに一括掲載

当資源と関連する文献史料

○別紙「熊野参詣道小辺路」登録シートに一括掲載

当資源と関連する伝承

○別紙「熊野参詣道小辺路」登録シートに一括掲載　

他地域の関連する歴史文化資源

　世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」　
　・霊場【吉野大峯、高野山、熊野三山】
　・参詣道（修験道）【熊野参詣道中辺路、大辺路、伊勢路、高野山町石道、大峯奥駈道】