出会う 奈良県歴史文化資源データベース

国栖の里 くずのさと

記入年月日 2016/11/30

国栖の里
和紙
割り箸
所在地
奈良県吉野郡吉野町国栖
区分
民俗 | 無形民俗文化財
指定内容
県指定無形民俗文化財、町指定無形文化財

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
清流吉野川に位置する国栖地区は太古から自然の営みがそのままの姿で残り、その自然を活かしたものづくりが盛んです。
大海人皇子が伝えたといわれる紙漉きは、先人の心を引き継ぎ今も伝統的な紙漉き手法を継承し、漉いた和紙の野外での天日干しは周辺の原風景や景観とマッチし、来訪者に癒しを与える冬の風物詩となっています。
また、明治の初めから吉野美林の杉・桧を建築材として利用した残りの部分(端材)で割り箸づくりが行われ、町内の小・中学校では吉野割り箸を使用するなど森林の恵みを大切にすることを知る取組も行われています。
地域では、有形無形の遺産や歴史などを大切にし、「日本人の暮らしと心の原風景」を様々な物語や伝承として、また生きるための技として伝えてきました。2012年10月には、人々が守り続けてきた歴史と景観が認められ、「日本で最も美しい村連合」に加盟しました。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
地域では、有形無形の遺産や歴史などを大切にし、「日本人の暮らしと心の原風景」を様々な物語や伝承として、また生きるための技としてこれまで伝えてきました。これからも、後生にこの伝統行事・産業を伝えるべく取り組んでいきます。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
応神天皇が吉野に行幸した際に来朝した国栖人の地とされています。また、飛鳥時代には、吉野へ逃れてきた大海人皇子を国栖人が追手から匿ったと伝わっています。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
大海人皇子・応神天皇
当資源と関連する文献史料
『国栖由来記』
問い合わせ先
吉野町教育委員会事務局
電話番号
0746-32-0190

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