和州當麻寺伽藍之絵図面 (所在 : 奈良県立図書情報館) わしゅうたいまでらがらんのえずめん
記入年月日 2018/06/21
- 所在地
- 奈良県葛城市當麻1263
- 区分
- 歴史資料 | 文書・書籍・絵図・地図など
- 指定内容
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- 歴史文化資源の概要
- この絵図は右上に「二上山」左上に「麻呂子山」を配置し、その下に「本堂」(曼荼羅堂)「金堂」「講堂」「本願所」「西塔」「東塔」や諸院諸坊などが描かれています。江戸時代の寺内の子院は真言宗系と浄土宗系に別れていましたが、「真言方本願所蔵版」とあるので、真言方の絵図であることが分かります。現在、奥の院に文政元年(1818年)の銘の入った名号石がありますが、図中にもこの名号石が見られるので文政以降の作成のようです。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 当麻寺は二上山東南麓に所在、背後に標高214mの丸子山(麻呂子山)があります。高野山真言宗・浄土宗兼帶、中将姫伝説と当麻曼荼羅で知られます。創建は当麻曼荼羅縁起・当麻寺縁起によると、天武天皇9年(680年)に着工し、同13年(684年)に完成しました。しかし、その前身は、万法蔵院禅林寺といい、聖徳太子の弟麻呂子親王が二上山の西に草創した寺で、親王の孫にあたる当麻真人国見が現在地に移したと伝えられています。
- 問い合わせ先
- 奈良県立図書情報館 図書・公文書課 公文書・地域研究係
- 電話番号
- 0742-34-2111
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