出会う 奈良県歴史文化資源データベース

眉間寺遺蹟(大和名所圖會2巻)(所在:奈良県立図書情報館) みけんじいせき(やまとめいしょずえにかん)

記入年月日 2018/06/20

大和名所圖會2巻
眉間寺
眉間寺
所在地
奈良県奈良市法蓮町2059-1
区分
歴史資料 | 文書・書籍・絵図・地図など
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
27cm。寛政3年(1791年)発行。著者の秋里籬島は京都の人、大坂の画家竹原春朝斎とともに「都名所図会」を著して絶賛をうけ、書林の勧めによって本書を成しました。大和15郡を6巻7冊に収め、序言、凡例、跋文を備え、各巻頭に目次をおくなど形式は整い、寺社名所、名産物、伝説、風俗、習慣、年中行事に見出しをつけて編成、解説は平易で詳細に記されています。現地取材を足まめに行い、引用傍証の資料も多く、出典も明らかにされ、広範囲にわたって文献を渉猟しています。籬島の跋文によれば、植村禹言が「大和名勝志」を著そうとしたが、3分の1ばかりできたところで没したので、禹言の遺志を継ぎ本書を完成させたといいます。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
明治維新の廃仏毀釈により眉間寺は廃されました。奈良の一つの古寺名刹が失われたことが惜しまれますが、本資料から往時の寺院に思いを馳せることができます。
問い合わせ先
奈良県立図書情報館 図書・公文書課 公文書・地域研究係
電話番号
0742-34-2111

掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。