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宝樹寺・木造阿弥陀如来坐像及両脇侍立像 ほうじゅじ・もくぞうあみだにょらいざぞうおよびりょうわきじりゅうぞう

記入年月日 2021/04/16

木造阿弥陀如来坐像及び両脇侍立像
所在地
香芝市五位堂4-286
区分
彫刻 | 神像・仏像
指定内容
香芝市指定文化財(美術工芸品/彫刻)

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
宝樹寺の本尊で、三軀とも檜材の寄木造で造られています。中尊の阿弥陀如来坐像は、広々とした胸腹部や衣の曲線など、穏やかな相好と均整のとれた肢体はほどよい調和を保っており、平安時代後期頃の特徴が認められます。また、両脇侍立像はその様式から、中尊よりやや時代は下ると考えられます。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
元々、この三尊像は、別所の阿弥陀堂から移されたとの伝承があります。伝承によると、別所には安養院の院号をもつ大寺があったとされ、「院田」「安養院」「阿弥陀堂」等の小字が残されています。市内最古の三尊像で、保存状態も良く、当地域を考えるうえで、貴重な仏像になります。
問い合わせ先
香芝市二上山博物館
電話番号
0745-77-1700

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