式内社・志都美神社 しきないしゃ・しづみじんじゃ
記入年月日 2021/04/13
- 所在地
- 奈良県香芝市志都美
- 区分
- 建造物 | 宗教建築
- 指定内容
- 県指定文化財(天然記念物)
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 明治26(1893)年の『神社明細帳』には、「弘仁四(813)年に、従四位片岡民部少輔綱俊が宮を片岡につくり、片岡家の鎮守として創建されたことが社伝に書かれている。」としています。江戸時代の元禄年間(1688~1704)に盲目の僧侶が境内に湧いていた清水で目を洗ったところ霊験があった、という伝承から、『大和志』や『大和名所図会』には「志美都八幡」として紹介されており、境内の石燈籠や手水鉢にもその記載がみられます。 また、明治時代の神仏分離令が出るまで、明王院という神宮寺が境内にあったこともわかっています。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 平安時代の『延喜式』にも記載があることから、由緒ある神社だったことがいえます。また、江戸時代の『大和名所図会』にも紹介されており、当時の県内においても重要な神社であったことが伺えます。
- 当資源と関連する文献史料
- 『延喜式』『大和名所図会』『吉野詣記』 『古今和歌集』の中に、志都美神社が所在する地域(片岡)のことを詠んだ歌が収録されています。
- 当資源と関連する伝承
- 「清水八幡井」
- 問い合わせ先
- 香芝市二上山博物館
- 電話番号
- 0745-77-1700
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